ホラーゲーム『Blair Witch』を実況していた配信者が、「ニセのノック音」で驚く姿が話題。視聴者のバイノーラル音源のイタズラで恐怖する


ゲーム配信プラットフォームTwitchにて、ホラーゲーム『Blair Witch』を実況していた配信者に対して、視聴者がバイノーラルの非常にリアルなノック音を流してイタズラをする様子が笑いを誘い話題となっている。Dexertoなどが報じている。配信者のTaylorLiz氏は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を原作とするホラーゲーム『Blair Witch』を、センサーで心拍数を配信画面に表示しながらプレイしていた。視聴者がイタズラで以下の音源を流すと、TaylorLiz氏は本当に自分の部屋のドアがノックされたと勘違いし、怖がる様子を見せ心拍数が急上昇している。

※ 心臓に悪いので、気をつけて視聴していただきたい

『Blair Witch』はSteamとMicrosoft Storeで販売中の、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」フランチャイズのゲーム化企画となる作品。一人称視点で物語は進行し、メリーランド州ブラックヒルズの森を舞台に、飼い犬のバレットとともに行方不明の少年を探すことになる。開発は『Layers of Fear』で知られるBloober Teamが担当。

Twitchのクリップからはノック音の音質が分かりにくいが、TaylorLiz氏もYouTubeの音源と同じものを聞かされたのだろう。Twitchストリーマーを驚かせるためにアップロードされたこの音源は、人間の耳の聞こえ方を再現したバイノーラル録音で収録したもの。ヘッドホンやイヤホンで聞くと、実際に誰かが自分の近くで壁や窓を叩いているではないかと錯覚し、なかなか心臓に悪いかもしれない。


前述したようにTaylorLiz氏は『Blair Witch』をプレイしており、心拍数も画面に表示していた。ノック音がヘッドホンから流れてきた時、何度も後ろのドアを振り返り、ドアを開けて誰もいないか確認している。心拍数は少し高めだった90台から一気に160台まで上昇。さらに誰かに電話をかけようともしており、動揺した様子を見せていた。しばらくしてノック音はヘッドホンから鳴っていることに気が付くと、視聴者からのイタズラに苦笑している。「ノック音が聞こえたし、文字通り自分の後ろのドアから聞こえた」とのことでバイノーラルの音源に完全に騙されていたようだ。その後TaylerLiz氏は気を取り直して、引き続き配信を行った

Twitchの配信中に上の動画のノック音を流して配信者を驚かせるイタズラは、今回が初めてではない。これはTwitchのイタズラのなかでは定番で、2016年頃から多くの配信者が上の動画のノック音に騙され、混乱する様子が配信されてきた。視聴者側から音源を配信する方法は不明だが、少なくとも今回のTaylorLiz氏は『Blair Witch』も同時にプレイしており、軽いイタズラとはいえ相当の恐怖を味わったことが心拍数からも分かるクリップだった。