『ディビジョン2』エピソード2は10月15日配信へ。新スペシャリゼーションはミサイルランチャー持ち、レイド第2弾は2020年に延期
Ubisoftは10月9日、『ディビジョン2』の大型アップデートとなるエピソード2「ペンタゴン:ラストキャッスル」(タイトルアップデート6)を10月15日に配信することを発表した。
新規コンテンツとしては、ペンタゴンとDARPA研究施設を訪れる2つのストーリーミッション(イヤー1パス所有者は15日より先行アクセス。全プレイヤー向けの解禁日は22日)。2つの新しいクラシファイド任務(イヤー1パス所有者限定)、新スペシャリゼーション「TECHNICIAN」(イヤー1パス所有者即時アンロック)などが目玉となっている。新スペシャリゼーションのフィールドリサーチは15日より挑戦可能。シグネチャーウェポンやスキルツリーに関しては、本稿後半にて言及する。
一方、当初予定されていたレイドミッションの第2弾は2020年まで延期となった。理由としては、レイドミッション第1弾の実装以降、プレイヤーのフィードバックや議論に耳を傾けたところ、現段階で新しいレイドミッションを配信しても、プレイヤーが求めている水準の体験は届けられないとの判断に至ったことが挙げられている(公式サイト)。
そのほかタイトルアップデート6では、コンフリクトのチームエリミネーションルールや新マップ「The Wharf」、38種の新しいブランド品、新武器、新エキゾチック装備品、ケンリー大学のリプレイ性を高めるマスタリーシステム、「マニング国立動物園」「キャンプ・ホワイトオーク」の侵略ミッションといったコンテンツの追加が予定されている。
またタイトルアップデート6ではビルド構築幅の拡大、戦利品収集・ダークゾーン・コンフリクト報酬の改善が目標として定められており、既存コンテンツや機能への変更は多岐に渡る。特定種の装備品を狙いやすくするルートターゲティングシステムの導入、ネームドアイテムの刷新、クラフト機能や再調整に関する変更、ブランドセットの仕様変更(4セットでフル効果発動)、インベントリーマネジメント2.0(フィルタリング機能拡張、ロードアウト枠倍増など)、保管庫容量拡大(現在の倍の300枠)、タレントと武器のバランス調整。
PvP関連では、ダークゾーンのサーバー移管(ダークゾーンの人口密度を高めるための施策)、窃盗団のアジトベンダーの有用化、ダークゾーンのサプライドロップに関する変更、ダークゾーンでの装備標準化バランス調整。コンフリクトのマップ選択時のロードアウト選択機能、マッチ報酬変更、ボーナスアーマーの視覚情報改善、UI改善などが挙げられている。
同日配信された開発者ライブストリーム「State of the Game #136」では、おなじみの顔となったリード3CデザイナーFredrick Thylander氏と、アソシエイト・クリエイティブ・ディレクターYannick Banchreau氏が登場(ライブコンテンツマネージャーから昇格)。Thylander氏はタイトルアップデート6について、『ディビジョン』シリーズ史上もっとも多くの変化をもたらす大型アップデートであると表現している。
同放送では、初出し情報として新スペシャリゼーション「TECHNICIAN」の概要が明かされた。ハイテク技術を扱うサポート役として機能することが期待されており、同時に複数の敵にロックオン可能なマイクロミサイル搭載のミサイルランチャー(P-017 Launcher)や、他スキルにバフ効果を付与する新しいハイヴ(Artificer)を操る。
*TECHNICIANのゲームプレイ映像は動画の25:50~地点と37:55~地点より
TECHNICIANのスキルツリーも披露されている。EMPグレネード、Amped(スキルパワーを強化するパッシブタレント)、Emergency Patch(アーマーキットが一定範囲内の味方スキルも修復)、Faraday Field(自身が設置したスキルから一定範囲内にいる味方にショック・電波妨害耐性付与)、Technomancy(スキルを装備するとボーナスアーマー付与)、Overclocked CPU(スキルダメージ上昇)、Enhanced Diagnostics(スキル回復力上昇)など、スキル重視のサポート役らしいタレントが目立つ。ロボット系の敵に電波障害効果を与えられるEMPグレネードはブラックタスク戦で重宝するだろう。またアンダーバレル・アタッチメントLinked Laser Pointerは、エイムした先の敵にPulse効果を付与する。
なおタイトルアップデート6では、TECHNICIANのArtificerに限らず、各種ハイヴの仕様が変更。ケミランチャーに近い仕様となり、発動中のハイヴを拾い、残チャージ数をキープしたままバックパックにしまえるようになる。
イヤー1パスを持っていないプレイヤーは、フィールドリサーチとして複数のチャレンジをクリアすることでTECHNICIANをアンロックすることになる。アンロックまでにかかる時間は、エピソード1で追加されたガンナーよりも短くなるとのこと。あわせてガンナーのフィールドリサーチも見直されるという。
さらに海外向けには、10月17日~10月21日にかけて『ディビジョン2』のフリーウィークエンドが実施されることも発表されている。15日のエピソード2配信前後には新規・復帰プレイヤーによる人口増が期待できるだろう。