ファンタジー世界を生き抜くARPG『Outward』大型アプデにてSteam版が日本語表示に公式対応。パーマデス要素やボスなども追加


カナダのインディースタジオNine Dots Studioは10月4日、Steamにて販売中のオープンワールド・アクションRPG『Outward』向けに無料アップデートを配信した。いくつかの追加コンテンツのほかに、7つの言語を新たにサポート。これにより公式に日本語表示に対応している。

『Outward』は、魔法の存在するファンタジー世界にてサバイバルをおこなう、2人協力プレイ対応のオープンワールド・アクションRPGだ。剣や槍、弓などの武器や、魔法陣を描いて発動する魔法を駆使しながらモンスターを狩り、飲み水や寝床を確保しながら自然あふれる世界を生き抜く。そうしてキャラクターを成長させ、3つある勢力のいずれかに所属して物語を進めていく。

今回のアップデートでは日本語テキストのほかに、まず「ハードコアモード」が追加された。このモードをプレイ中に死んでしまった場合、20パーセントの確率でパーマデスが発生。セーブファイルが自動的に削除され、シナリオの進捗と共にプレイヤーキャラクターも完全に失われてしまう。パーマデス要素については開発当初から導入したいと考えていたそうで、プレイヤーからの要望も多かったとのこと。

エンドゲームコンテンツとして、新たなボスキャラクター「Plague Doctor」と「Light Mender」が追加された。どちらもHallowed Marsh地域のどこかに存在し、いずれかの勢力のストーリーをひとつ終わらせた後に出会うことができる。非常に強力なボスで、フル装備のプレイヤーであっても歯ごたえあるバトルになるという。本作では、さらにハードな戦いを楽しめる要素や、それに見合った報酬を今後も用意しているとのことだ。

このほか、新旧キャラクター間でアイテムを受け継ぐことができるLegacyシステムの刷新や、非武装での攻撃、寒く霧が立ち込める新たな季節のEnmerkar Forestへの追加、また各種調整やバグ修正もおこなわれている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。

『Outward』は、これまでに売り上げ40万本を突破しているとのこと。開発元Nine Dots Studioは、本作を成功に導いてくれたファンに感謝を述べると共に、今後のアップデートに関しても無料で提供していくと約束している。現在は次回配信するパッチのテストをおこなっており、こちらではゲームエンジンをUnity 5.6からUnity 2018にアップデートさせるという。これによって基本的なパフォーマンスの向上やスタッタリング(カクつき)の改善、また特にEnmerkarやAbrassar地域にてプレイ中に発生していたクラッシュを修正できるだろうとしている。