誰もいない博物館で謎を解く3DADV『The Bradwell Conspiracy』日本語対応でSteam向けに10月8日発売へ

パブリッシャーのBossa Studiosは10月3日、パズルアドベンチャーゲーム『The Bradwell Conspiracy』を10月8日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはSteam。日本語対応予定。

パブリッシャーのBossa Studiosは10月3日、パズルアドベンチャーゲーム『The Bradwell Conspiracy』を10月8日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはSteam。日本語対応予定。開発はA Brave Planが手がける。約1年前にティザートレイラーが公開されて以降、音沙汰のなかった本作だが、今回の発表で正式に発売日が明かされた形となる。

『The Bradwell Conspiracy』は、一人称視点で進めるパズルアドベンチャーゲームだ。時は2026年。電力会社のBradwell Electronicsは、世界に技術革新を与える新サービス「クリーンウォーター・イニシアチブ」を開発。ストーンヘンジ博物館にて、サービスの立ち上げを祝うさなか、突如として会場は爆発に巻き込まれる。爆発からは生き延びた主人公だったが、謎の地下施設に閉じ込められてしまう。プレイヤーは施設からの脱出を図るため、パートナーの女性「アンバー」と連絡を取りつつ、さまざまなパズルを解いていくこととなる。

本作の舞台となるストーンヘンジ博物館には、多くのパズル要素が散りばめられている。博物館は入り組んだ構造をしており、脱出は一筋縄ではいかないだろう。そこで頼りとなるのはパートナーのアンバーだ。アンバーは、プレイヤーの探索を通話でサポートする存在。主人公の装着するARスマートグラスを用いて通信をおこなうようだ。誰一人いない施設の探索において、心強い味方となるだろう。また施設内の謎解きには、3Dプリント技術が組み込まれたガジェットを駆使していくことになる。本作のトレイラーでは、排水管や小さな橋などのオブジェクトを取得/生成するシーンが確認できる。取り込んだオブジェクトをどういった場面で使用することで先に進めるのか。ひらめきが試されそうだ。

前述した謎解き要素のほかに、アーティスティックなグラフィックで構成された世界観も本作の特徴として挙げられる。あらゆる場所に配置された謎めいた展示物やボタン、絵画などのオブジェクトは博物館を怪しげな雰囲気で満たす。これらのオブジェクトにはインタラクティブな要素が組み込まれており、プレイヤーの没入感をいっそう高めるという。探索中は常に好奇心を刺激されることになりそうだ。

本作の開発には、BAFTA(英国アカデミー賞・ゲーム部門)において受賞歴のある作品(『Fable』、『Tomb Raider』など)に関わった経験豊富なクリエイターが多数携わっているようだ。楽曲制作には『風ノ旅ビト』『アサシン クリード シンジケート』の音楽を担当したAustin Wintory氏を迎え入れ、ゲーム内のナレーターは、英国を代表するプレゼンターJonathan Ross氏が担当するという。A Brave Plan初の作品にして豪華な顔ぶれが揃う『The Bradwell Conspiracy』。アーティスティックかつ先進的な世界観も相まってどのような作品となるのか、期待が高まるところだ。

ちなみに、本作においては登場する企業Bradwell Electronicsのホームページが開設されている。そこでは、Bradwell社の企業理念や商品の紹介、ビジネス内容などが記載されており、世界観の徹底ぶりと物語の一端をうかがえるものとなっている。気になる方はこちらも要チェックだ。なお時期は現時点で不明だが、本作はNintendo Switch/PS4/Xbox One/Apple Arcade向けのリリースも予定されている。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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