オリジナルのNintendo Switch、プロセッサなどが変更される可能性浮上


昨日電撃発表されたNintendo Switch Lite。携帯モードに特化し、軽量化。コントローラーを一体化させ、Joy-Conに付随していたHD振動やIRカメラを削除し、明るさセンサーも除かれている。一方でジャイロセンサーは残されるなど、あたらしい試みがなされる新型が発売される一方で、オリジナルのNintendo Switchのコーポネントに変更が加えられる可能性が浮上している。

今年7月頭に、任天堂がFederal Communications Commission(FCC/連邦通信委員会)向けにクラスIIのゲームコンソールの変更を送付していたことが、The Vergeが報じている。Nintendo SwitchのFCC IDとされるBKEHAC001に付随するこの変更の送付状では、オリジナルのゲームコンソールから以下の点が変更されると記されている。

・SoCタイプの変更
・NANDメモリータイプの変更
・上ふたつによるCPUボードの変更

Nintendo SwitchのCPU/GPUには、NVIDIA製のカスタマイズされたTegraプロセッサが搭載されており、これはSoC(一体型プロセッサ)であるTegra X1をベースにしたものであるとされている。このプロセッサのタイプや、NAND型フラッシュメモリのタイプ、そしてそれに付随した基板の変更が示唆されている。なお、記述された箇所以外の変更点についてはないとされている。

そのほか、FCCあてにはBKEHAC001に関連したさまざま書類が任天堂の担当者署名で提出されている。これらについてはNintendo Switchのプロセッサの変更が確定しているわけではなく、これが本当であるとしても、いつからこの変更がなされるかもわからない。ただし、Nintendo Switch Lite発表と同時期の7月9日に送付されたこれらの書類は、現行のオリジナルのNintendo Switchのスペックがアップグレードされるのではないか(もしくはプロセッサのdie shrink化)と解釈され、海外を中心に注目を集めている。

ゲームコンソールにおいては、既に発売されている機種のコンポーネントの変更について、公式より案内されることは少ない。これらの変更が本当なのか、そしてそれが公表されるのかは不明だ。Nintendo Switch Liteのコーポネント構成も含めて、任天堂の現行ハードウェアの仕様変更については関心が集まりそうだ。