モフモフお猿の3Dアクション『Tamarin』国内向けに最新映像公開。元Rareスタッフが手がける

 

インディースタジオのChameleon Gamesは9月24日、アクション・アドベンチャーゲーム『Tamarin』の最新トレイラーを日本向けに公開した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 4で、2019年第4四半期発売予定。通常版(3290円)のほか、サウンドトラックを同梱するDeluxe Edition(4290円)も発売される。

『Tamarin』は、北欧の美しい自然をモデルにした世界を舞台にする、三人称視点の3Dアクション・アドベンチャーゲームだ。主人公は、モフモフなお猿の「タマリン」。昆虫軍団によって故郷が破壊され、大切な家族や友達を救うためにタマリンは冒険の旅に出る。

今回公開されたアドベンチャートレイラーでは、大自然の中でのゲームプレイを収めている。自由に探索しながら、収集アイテムらしき野イチゴを集めたり、ジャンプ台を駆使して崖を登ったり、あるいは『スーパーモンキーボール』のように球体の中に入って海を渡るシーンも。そのほか、光る昆虫(電気ホタルとのこと)を追いかけて捕まえたり、敵となる昆虫に体当たりして攻撃する様子も見られる。映像内にて「伝統的な3Dプラットフォーマー」と紹介されているとおり、どこか懐かしさを感じるゲームプレイとなることがうかがえる。

また、この映像では確認できないが、出会ったハリネズミのようなキャラクターからは、さまざまなアイテムを入手できるようだ。小鳥を助けて巣箱に帰してあげる要素も存在するという。全体的にのどかな雰囲気に包まれたトレイラーであるが、最後には銃で武装した蟻たちが登場。タマリンも銃を手にする様子が一瞬映る。

*2019年4月に公開されたアナウンストレイラー

実は、本作は伝統的な3Dプラットフォーマーであると同時に、メトロイドヴァニア系のシューター作品でもあるという。この世界の地下には、ノリノリでダンスする蟻たちが生息する施設が存在し、彼らと戦う際にはシューティングアクションをメインとするゲームプレイに切り替わるようだ。上の映像では、ハリネズミからUZIを受け取ったタマリンが、蟻の軍隊と銃撃戦を繰り広げるシーンが見られる。最初に紹介したアクションパートの雰囲気からすると意外な組み合わせではあるものの、シューターパートもどこかクラシックな印象が感じられる。

『Tamarin』の開発には、イギリスRare社にて『バンジョーとカズーイの大冒険』や『ドンキーコング64』『バトルトード』『ゴールデンアイ 007』などに携わったスタッフが参加しており、本作では当時のRare作品のゲームスタイルやゲーム体験を再現することを目指しているという。開発元Chameleon Gamesの設立者Omar Sawi氏は本作について、かわいいキャラクターや美しいロケーション、キャッチーなBGM、そして楽しい探索アクションとシューティングゲームプレイを組み合わせることで、幅広い世代にアピールできる作品にしたいと述べている。

その開発においては、日本のコミュニティとの交流やフィードバックを活かしたいとのことで、日本語版公式Twitterアカウントを開設している。本作に興味のある方はフォローして意見を送ってみてはいかがだろうか。


国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。