惑星開拓自動化シム『Autonauts』Steamで10月17日発売へ、日本語対応。ビジュアルプログラミング言語にてロボットに作業丸投げ

 

パブリッシャーのCurve Digitalは9月24日、Denki Studiosが手がけるシミュレーションゲーム『Autonauts』を10月17日に発売すると発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、価格は19.99ドル。Steamのストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

『Autonauts』は、自動生成にて生み出された人類未踏の惑星に降り立ち、植民地化するシミュレーションゲームだ。開拓をおこなうにあたっては、たとえば建物を建てるなら木を切り倒して材木を入手する必要があり、料理をしようと思えば畑を作って野菜を育てるなど、やるべきことは山積みである。しかし、この惑星にはプレイヤーひとりしかいない。そこで、獲得した資源から作業ロボットを組み立てて代わりに仕事をさせるのだ。

上の映像では、美味しいベリーパイを作るまでの一連の作業を紹介している。まずパイ生地を作るには、小麦を育てて収穫し、石臼で挽いて粉にする。キッチンの作業台も必要なため、材木を入手。またベリーを育てたり、花を植えて蜂蜜を採ったり。バターを得るには酪農もおこなわなければ。パイを焼く石窯も、粘土を採取してレンガを作るところから始める。こうした作業は、プレイヤー自身がおこなうこともできるが、ロボットに手伝わせれば大幅に捗ることだろう。

作業ロボットは、ビジュアルプログラミング言語を活用して指示することで作業を自動化させることが可能。ひとつひとつの行動を順に並べていき、特定の範囲の作業を繰り返すよう命令したりといった具合で、プログラミング未経験者でも簡単に扱えるという。『ヒューマン・リソース・マシーン』風とも言えるかもしれない。もちろん、プログラムに欠陥があると作業ミスを繰り返すことになってしまう。また、プログラミング次第では複雑な作業を教え込むこともできるとのこと。

開拓にておこなう作業は、建築や料理、農業、畜産のほかにも、釣りや裁縫、アイテム収集などさまざま存在し、いずれも自動化可能。アップグレード要素も用意されており、ロボットにはあらゆる仕事を任せることができる。そうして惑星を発展させ、さらなる入植者を呼び込み、彼らの欲求に対してまた自動化したロボットで対応しながら、国家の建設を目指すのだ。

『Autonauts』は、2017年から初期のアルファ版を販売しながら開発が進められてきた(関連記事)。この間には30万本以上がダウンロードされたという。そしてCurve Digitalが販売元につき、ついにローンチを迎える事となる。