物理演算ドットアクション『Noita』早期アクセス配信開始。ピクセルアートが飛散しまくる高難度ローグライト
インディースタジオNolla Gamesは9月25日、『Noita』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com/Humble Store)で、価格は1840円。さほど多くのテキストは存在しないが、日本語字幕/UI表示にも対応している。早期アクセス期間は1年を予定。ゲームエンジンとしては、独自開発されたFalling Everything Engineが採用されている。
『Noita』は、ピクセルアートで描かれるアクションゲーム。プレイヤーはウィザードとして謎の洞窟に潜り込む。洞窟は魔物の巣窟となっているほか、爆薬や毒樽などがそこらに存在する危険な場所。杖と魔法を用いて危機から逃れながら、最深部を目指す。
本作はローグライトアクションゲームということで、マップの自動生成やパーマデス、ランダムな武器の取得といった要素を特色としている。そのほか本作最大の特徴としてドット絵ひとつひとつに物理演算が導入されているという点がある。独自のエンジンFalling Everything Engineによって実現されており、爆発をひとつ起こせば、きめ細やかにピクセルアートが飛散する。派手な絵面が特徴であるが、本作はそうしたドット絵のアート系作品に終わっておらず、かなり“探索ゲーム”色が強い。
プレイヤーを見つけた敵は容赦なく付け狙ってくるし、洞窟はそこら中炎や毒だらけで、一度足を踏み入れれば状態異常が付与され、たちまち満身創痍である。こちらもビーム状の魔法や空中浮遊といった攻撃および移動手段が用意されているが、細心の注意を払わなければ、あっという間に死に至る。敵を倒せばゴールドナゲットと呼ばれる貨幣が入手でき、特定のポイントではその貨幣を新たな武器やアイテムに交換可能。かなりしっかりダンジョン探索要素が導入されている。探索の奥行きが深く、かつ高難度に仕上げられているだろう。
『Noita』が、最終ボスとエンディングこそ用意されているが、ゲームは未完成の状態であり、1年をかけてコンテンツが追加されていくとのこと。なお、redditのAMAにてコンソール移植の可能性に問われたNolla Gamesは、小さなチームゆえに早期アクセス段階で話すのは時期尚早であるとコメントしている。