バットマンの新作ゲームらしきティーザー映像が公開される。梟や悪魔のシンボルから登場する悪役を考察するファンも


カナダのモントリオールのゲーム開発会社WB Games MontréalがTwitterで、バットマン80周年を祝う投稿をした。このツイートは、バットマンのゲームの新作を予告しているようだ。PS Plusでは『バットマン・アーカム・ナイト』が配布中で、Epic Games Storeではバットマン関連のゲーム6作品を無料で配布中、『フォートナイト』もバットマンとコラボを開催している。バットマンゲームへの関心が高まるなか近いうちに新作の情報が公開されるかもしれない。

WB Games Montréalはワーナー・ブラザーズ・エンターテインメントの子会社であるカナダのゲーム開発会社。バットマン・アーカムシリーズの『バットマン・アーカム・ビギンズ』を代表にワーナーゲームの開発を担当してきた。WB Games MontréalがTwitterに投稿をしたのは2015年にバットマン・アーカムシリーズ関連のリツイートをして以来4年振りとなり、同社のバットマンシリーズの新作ゲームのティーザーではないかとされている。

ツイートの内容はバットマンのコミック掲載80周年を祝って、ビルにバットシグナルを照射する30秒ほどの動画となっている。9月21日はバットマンの日ということで、世界各地でイベントが開催され、ビルなどにバットシグナルを映し出す催しも行われた。この動画も一見イベントのバットシグナルを映しているだけのようだが、途中サブリミナルメッセージのように奇妙なシンボルが何度か映し出される。複数のシンボルのうちフクロウの顔や悪魔の顔のようなものがあり、これがバットマンの新作ゲームのヒントになっているようだ。下の画像は、バットマンゲームのファンサイトBatman Arkham Videosの投稿。

またWB Games Montréalの投稿をアメコミ作家のスコット・スナイダー氏が引用リツイートで、#bewarethecourtofowlsのハッシュタグタグをつけて「Wait for it…」とコメントしたことをDark Side of gamingが報じた。このハッシュタグのCourt of Owlsとはスコット・スナイダー氏が手掛けたバットマンのコミック「梟の法廷」のことだ。梟の法廷は何世紀にも渡りゴッサムシティを裏で支配してきた秘密結社で、リーダーのTalonはフクロウを模したマスクをつけている。そのためWB Games Montréalの投稿にあったシンボルは、彼のマスクなのではないかとファンは考察しているようだ。また悪魔の顔については梟の法廷以上に確かな情報ではないが、「悪魔の頭」の別名を持つ「ラーズ・アル・グール」が登場するのではないだろうかと考察するファンも

さらにDark Side of Gamingは2018年にWB Games Montréalのプロデューサーが梟の法廷のTシャツの写真を投稿したことも報じている。WB Games Montréalやその関係者が小出しにする情報から、同社が現在バットマンのゲームを制作しており、ヴィランとして梟の法廷のTalonが登場することが読み取れそうだ。なお、スナイダー氏の投稿は現在削除されている。

バットマンのゲームが発表されそうな直近のイベントとしては、9月25日(火)午前5時からの「State of Play」があげられる。「State of Play」はPlay Stationの新情報の動画配信イベントでソニーのファーストパーティーのゲームを中心に多くの新情報が配信される。バットマン級ならば、マルチプラットフォームタイトルであっても、この枠で公開される可能性はあるだろう。このイベントでのバットマンの新作ゲームの発表に期待したい。