『PUBG』キルに直結しないスキルを評価する生存マスタリーシステム、テストサーバーにて19日実装開始。ゾンビモードではゾンビが乗り物を運転可能に

 

PUBG Corp.は9月19日、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のPCテストサーバー向けにアップデート4.3を配信開始した。アップデート4.3では、キルに直結しないスキルを評価する新しい進捗状況システム「生存マスタリー」が導入される。

『PUBG』には武器マスタリーという、武器を使用することで武器レベルを上げ、ゲーム内報酬をアンロックしていくシステムが存在する。今回の生存マスタリーは、武器の使用以外の行動も評価するものとなっている。具体的には、アイテムの取得、アイテムの使用、戦闘、チームメイトの蘇生などを通じて経験値を獲得することになる。

また全プレイヤーのデータは分析され、メインメニューのマスタリータブより各自の生存スタイル傾向が確認できるようになる。分析対象となるのは、交戦時間、交戦距離、獲得アイテム数、移動距離、密集地帯へのドロップ率、被ダメージ。他プレイヤーと比較して決断力があるのか、辛抱強いのか。保守的なのか好戦的なのか。そうした傾向が確認できるようになる。

新要素として「PUBG ID」もテストサーバー上で実装された。生存マスタリーレベルやプレイヤーID、エンブレム、背景、アバターのポーズなどを含むIDカードであり、直前のマッチのチームメイトや、自分をキルしたプレイヤー、自分がキルしたプレイヤーが閲覧できる。エンブレムや背景はレベルを上げることでアンロックしていくもの。長く遊べば、それだけ個性を発揮できるようになるだろう。

そのほか新武器としては、ポンプアクション式ダブルショットガンDBSが紹介されている。補給物資からのみ入手でき、12ゲージ弾薬を14発装填できる。短時間高火力の武器であり、スコープはホログラフィックサイト、レッドドットサイト、2x~6xスコープを装着可能。最大有効射程距離は100メートルとなっている。

なおDBSの実装にあわせてショットガン全般の変更が適用されており、射程中距離での命中率が上昇。かわりに距離によるダメージ減衰は増加している。ダメージ倍率はヘッドショットが1.5から1.2倍、胴体が1.0から0.9とやや下がっている。散弾の弾道曲線に関しては、時間とともに速度が落ちるというリアルな仕様になった。

そのほかにもパフォーマンスの改善や、カスタムマッチ「ゾンビモード」のバランス調整も適用されている。後者に関しては、これまでゾンビ側が弱すぎる傾向にあった。今回の調整により身体能力や体力が上昇しただけでなく、ゾンビでも乗り物を運転できるようになっている。具体的な変更内容は以下のとおり。かなり強化されていることがうかがえる。

・ 走る速度が1.5倍に上昇
・ ジャンプの高さが2倍に
・ 攻撃速度が1.5倍に上昇
・ 体力が2倍以上に増加
・ 非戦闘時は自動的に体力が回復
・ 高所から落下してもダメージを受けない 
・ 頭部以外の銃で受けるダメージが低下
・ 乗り物を運転可能