チェルノブイリ・サバイバルホラー『Chernobylite』10月16日にSteamにて早期アクセス販売へ

The Farm 51は9月13日、現在開発中のSFサバイバルホラーゲーム『Chernobylite』について、Steamでの早期アクセス販売を10月16日に開始すると発表した。1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所の事故をテーマにした作品だ。

ポーランドのデベロッパーThe Farm 51は9月13日、現在開発中のSFサバイバルホラーゲーム『Chernobylite』について、Steamでの早期アクセス販売を10月16日に開始すると発表した。

本作は、1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所の事故をテーマにした作品だ。主人公は、チェルノブイリにて働いていた物理学者。原発事故が発生した際に恋人が失踪し、30年経っても立ち直れないでいる。そして彼は、過去と向き合うためにチェルノブイリの立入禁止区域に向かう(関連記事)。

早期アクセス版では、3つの広大なオープンワールドのロケーションが収録される。開発元The Farm 51は現地を取材し、3Dスキャンによるフォトグラメトリ技術にてチェルノブイリの立入禁止区域内をリアルに再現しているという。時間や天候の変化も表現され、プレイヤーはこの中でサバイバルをおこなう。

この世界にはStalkerと呼ばれる人々がおり、敵対することもあれば味方になることもある。早期アクセス版には、リクルート可能なNPCが4人登場。それぞれ個性が異なり、各々の目的も持っている。仲間になったとしても、信用できる人物かどうかは別の話だそうだ。またStalkerのほかにも、プレイヤーには謎の生命体や超常現象の脅威も襲うという。

早期アクセス開始時には、9つのストーリーミッションがプレイ可能となり、物語に結びついた4つの特別なロケーションも用意。合わせて約8時間のボリュームがあり、この中ではゲーム内世界に大きな影響を及ぼす選択を求められたり、予想外の展開が訪れることもあるそうだ。そのほか、何度でもプレイできる12種類のミッションが用意され、またランダムイベントが発生することもある。

こうしたミッションとは別に、サバイバルゲームプレイは無制限に楽しめる。拠点を構築し、探索にて資源や食料を確保。プレイヤーは分析ツールを持っており、手に取る前にどういった資源なのかを判別することができる。放射線量も計測できるようだ。また、クラフトシステムでは医薬品や弾薬などを作ることが可能。そして、入手したさまざまな銃器や、習得したスキルを活かして脅威となる存在を排除していくのだ。

『Chernobylite』の早期アクセス販売は10〜14か月ほどを予定しており、この間にプレイヤーからのフィードバックを得ながらゲームを拡張させていく計画だという。正式リリース時には、さらなるロケーションやストーリーミッション、キャラクター、武器、ゲームプレイメカニクスなどが追加予定。また正式リリース後には、コンソール版の発売も計画しているとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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