オープンワールドACT『Pine』10月10日発売へ。種族間の衝突により、生態系が変化する島を生きる
パブリッシャーKongregateは9月12日、『Pine』を現地時間2019年10月10日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)および海外Nintendo Switch。2017年にKickstarterにて12万ユーロ以上を集めていた作品が、ついに発売に近づいている。
『Pine』は、オランダのインディースタジオTwirlboundが手がけるオープンワールドアクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは資源豊かな緑あふれる島Albamare。さまざまな種族が生息する島にて、プレイヤーは人間種族の少年Hueとして生き抜くことを目指す。この地では人間の地位は低く、常にその身の危険が脅かされている。島における食物連鎖の頂点を目指しながら、一族が安心して住める土地を探すことがHueの目標だ。
本作の世界はシームレスなオープンワールドになっており、広大な島を探索していく。遺跡で謎を解き貴重なアイテムを入手したり、落ちているものを拾い集めたり、もしくは他種族と戦うこともできる。他種族は、それぞれの場所に拠点を置いて、テリトリーを張り生活している。彼らと敵対し戦うも、友好的に接し友人になるもプレイヤー次第。交易などをしながら手を組んでもいいが、数を減らしながら食物を盗み衰退させてみるのも手だろう。種族間同士はプレイヤーの関与しないところでも争っているといい、縄張りのエリアが変化したり食べ物が変わるなど、生態系が変化していくという。そういった面を踏まえ、開発元は本作を「オープンワールドアクションシミュレーター」とも表現している。
島には6種類のバイオームが存在し、エリアによって特性が違う。当然、住んでいる種族も違うわけだ。探索をしたり、他種族と会話や物々交換をしたり、もしくは戦う。そんな風に得た素材を、クラフトすることによって洗練されたアイテムにしていく。基本的なシステムとしては、『ゼルダの伝説』チックな三人称視点のアクション・アドベンチャー形式で進行する。昨今この手のインディーゲームは増えてきつつあるが、「種族と生態系の変化」という動的なシステムが、今作における大きな特徴となるだろう。
『Pine』はPC/海外Nintendo Switch向けに10月10日発売予定。Steamストアページを見る限りでは、日本語には非対応となっている。