『ギルティギア』シリーズ完全新作『NEW GUILTY GEAR』(仮)最新トレイラー公開。メイの参戦が決定


アークシステムワークスは9月13日、東京ゲームショウ2019のセガゲームス・アトラスブースのステージにて、『GUILTY GEAR(ギルティギア)』シリーズの完全新作『NEW GUILTY GEAR』(仮)の最新情報を発表した。ステージには、同社ゼネラルディレクターの石渡太輔氏と、ディレクターの片野旭氏が登壇した。

ステージでは、まずEVO 2019にて公開された本作のティザートレイラーが、国内向けとして初めて披露された。シリーズのメインキャラクターであるソル=バッドガイとカイ=キスクが剣を交え、最後に新規キャラクターの姿が映し出されている。冒頭とラストのカットシーン以外は、実際のゲームプレイそのままだそうだ。強力な技の演出は前作のようにカットを変えず、シームレスなカメラワークに。アニメのような表現ではなく、ゲームであることを意識したという。

『ギルティギア』シリーズにおいては、作品ごとに細かなビジュアルの変化があったが、本作でもソルはこれまでと違い肩を出しておらず、またカイも髪を切り服装にも変化がある。こうした変化には何らかの意味があるそうだ。バトルの最中にステージを移動していく表現も注目を集めた。ある条件を満たすと相手を吹っ飛ばしてステージを移動していく。光の表現などを背景班がこだわっており、ただステージを横移動しているだけでない点に注目してほしいとのこと。

そして、最後に登場した二刀流の新キャラクターについて。まだ詳細について語ることはできないが、完全新作のPVであるため従来の人気キャラクターと共に披露することにしたという。仮面を被るシーンが印象的だが、その前の素顔の表情も、よく見ると細かなアニメーションをしている。本作では1秒30コマのアニメーションとなっており、ひとコマごとに手作業で表情を作っているそうだ。

そしてステージの最後では、ソルとカイのバトルを収めた最新トレイラーも公開され、さらに本作へのメイの参戦が明らかになった。彼女も『ギルティギア』シリーズの人気キャラクターのひとりだ。石渡氏と片野氏は、本作について“完全新作”という表現を何度も強調。本作は、厳密には「Xrd(イグザード)」シリーズの続編だが、従来のギルティファンとシリーズ未経験のゲーマーのどちらにも愛してもらえるよう制作中で、完全新作としてビジュアルだけでなくゲームシステムも再構築しているところだそうだ。

なお、9月27日から開催されるイベントCEOtakuに合わせて、本作の次なる新トレイラーの公開が予定されている。また、11月16日に開催されるARCREVO America 2019にて世界最速試遊出展し、これ以降も世界中で試遊イベントをおこなう予定とのこと。石渡氏は、実際に手にとって感じてほしいとしている。『NEW GUILTY GEAR(仮)』は、PlayStation 4向けに2020年発売予定だ。