ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月12日、『Predator: Hunting Grounds(仮)』をPlayStation 4向けに2020年に国内発売すると発表した。本作は、映画「Predator(プレデター)」の世界観をもとにした、オンライン専用のマルチプレイシューター作品だ。開発は、『Friday the 13th: The Game』などを手がけたIllFonicが担当しており、同作と同じく非対称の対戦マルチプレイを採用している。
『Predator: Hunting Grounds(仮)』では、4人のプレイヤーが精鋭部隊(Fire Team)の一員としてチームを組み、1人のプレイヤーがプレデターとなる。精鋭部隊には軍事任務が与えられており、ジャングルの奥地にてその完遂を目指す。公開されたゲームプレイ映像では、ヘリコプターにてジャングルに降り立ち、まずゲリラの軍事キャンプに潜入。そしてサテライトと呼ばれる衛星通信装置を確保し、マルウェアを仕込む任務をおこなっている。この中では対戦相手のプレイヤーとは別の、敵対勢力のCPUキャラクターと戦う場面も見られる。任務にはこのほかに、指定のオブジェクトの回収や破壊などもあるという。プレデターに倒される前に、任務を完了して現場から脱出できれば勝利だ。
そしてプレデターとなったプレイヤーは、赤外線ビジョンなどの能力や、光学迷彩、プラズマキャノン、リスト・ブレイドといった多彩な兵器を駆使して精鋭部隊を狩っていく。プレデターは樹上や建物の屋根の上などを自在に移動可能で、制限時間内に全員を倒せれば勝利だ。ちなみに、精鋭部隊は一人称視点だが、プレデターは三人称視点でプレイする。これは高所を移動するため、そのルートと攻撃対象を同時に視界に収められるようにするためとのこと。
精鋭部隊は狩られる側となるが、十分な装備を持っており、またチームメイトとの連携を活かすこともできる。一方のプレデターは非常に強力なキャラクターではあるが、光学迷彩では完全に姿を消すことはできないため油断は禁物。開発元IllFonicは、この1対4の非対称対戦マルチプレイにCPUキャラクターの敵も加えることで、プレイするたびに新鮮で興味深いゲーム体験になるだろうとしている。