『レインボーシックス シージ』新シーズンY4S3開催に向けてアップデート情報公開。 爆弾の設置時間の増加やオペレーター11名の装備変更など

 

Ubisoftは9月9日、『レインボーシックス シージ』にて開催予定の「YEAR 4シーズン3」に向けて、各種武器やオペレーターの調整を含むアップデート情報を公開した。同アップデートは新シーズン「OPERATION EMBER RISE(オペレーション エンバーライズ)」の配信開始にあわせて実施されることとなる。
【UPDATE 2019/09/11 10:05】
タイトルの記載に誤りがあったため修正

まず武器の調整に関して、G8A1 LMGの銃弾が100発追加。総弾数が201発から301発へと増加する。既存オペレーターのIQに加え、新シーズンで追加されるオペレーターAmaruも所持する同武器は、LMGカテゴリの中でも比較的弾数が少なく、ライトマシンガンとしての強みを活かしにくい環境にあった。今回の調整でより“LMGらしさ”が引き出されることだろう。また、417 DMRにも弾数の変更が加えられる。こちらはマガジンの装弾数が10発追加。11発から21発へと最大装弾数が引き上げられる。同武器を所持するトゥイッチやライオンの継戦能力の向上に期待できそうだ。

武器のダメージに関してはジャッカルが装備するPDW9とカイドが装備するAUG A3に変更が加えられる。PDW9は威力減衰が同クラスにおける他の武器と同様のレベルに。0から18m地点のダメージ量34はそのままに、28m地点以降のダメージ量が26へと減少する。AUG A3はダメージ量が33から36へと増加。こちらはカイドがC4とインパクトグレネードを所持できるようになり、ショットガンなしでも壁の開通役を担うことが可能となったことを受けての調整のようだ。
【UPDATE 2019/09/10 18:34】オペレーター名を修正

次にオペレーターのバランス調整に関して、フューズ、カピタオ、ウォーデンの3名に変更が加えられる。フューズはクラスターチャージの展開速度が2秒から1.6秒に減少。特に窓に設置中は気づかれやすかったフューズのガジェットだが、設置時間が短縮されたことにより、敵の不意を突きやすくなったといえるだろう。カピタオは窒息ガスボルトの視覚効果と効果音が改善。視覚効果から得られる情報の正確性が増加したため、カピタオ自身が焼けるという事態を回避しやすくなるという。ウォーデンには前シーズンでおこなわれたグラズへの変更と類似したシステムが実装。主に体勢変更や移動、方向転換時のペナルティが緩和・廃止される。元よりアーマー値が高くスピードの遅いウォーデンだが、機動力の改善により、なおいっそう扱いやすくなることだろう。

ほかにも、シールド使いのオペレーターのADS所要時間が0.4秒から0.6秒に延長。シールド持ちオペレーターへの対処難易度を緩和するための調整となるようだ。さらに展開型シールドの強化を受けて、11名のオペレーターの装備が変更されることとなる。詳細は以下の通り。

・スモーク:インパクトグレネードを展開型シールドに変更。
・ルーク:展開型シールドを有刺鉄線に変更。
・ジャガー:展開型シールドを防弾カメラに変更。
・フロスト:有刺鉄線を展開型シールドに変更。
・ミラ:展開型シールドを有刺鉄線に変更。
・リージョン:展開型シールドを防弾カメラに変更。
・マエストロ:展開型シールドをインパクトグレネードに変更。
・ウォーデン:インパクトグレネードを展開型シールドに変更。
・トッケビ:スタングレネードをフラググレネードに変更。
・グラズ:クレイモアをフラググレネードに変更。
・ノック:スタングレネードをクレイモアに変更。

今回のアップデートでは武器やオペレーターの調整のほかに、爆弾解除における時間にも変更が加えられ、ディフューザーの設置時間と停止時間がそれぞれ5秒から7秒に増加。これはディフューザーの設置/停止に要する時間が短すぎるとの問題を踏まえた上での調整となるようだ。この変更によって今までよりも攻撃側/防衛側ともに爆弾エリアへの対応に余裕が生まれそうだ。

最後に非補強壁の破壊に関して、ショットガンで壁に穴を開けた際、木材の枠組みが一貫して破壊されるように安定性を向上。防衛側においてエリア構築の準備がこれまでよりも容易となるよう調整される。また、KERATOS .357とLFP 586の破壊威力がD-50と同等のレベルに。これは装備の選択肢拡大と各武器の魅力向上を図るための調整となるようだ。

以上が新シーズン配信開始時からおこなわれるアップデートとなる。新シーズンにて開催される「OPERATION EMBER RISE」では、新規オペレーターとして「Amaru」と「Goyo」の2名が追加。Amaruはグラップリングフックをガジェットに携える攻撃側オペレーターだ。フックを用いた高い機動力を特徴とする。一方Goyoは、トラップ付き展開型シールドを所持する防衛側オペレーター。裏面に設置された焼夷爆弾を破壊することで、あたり一面の床を燃やすことができる。マップに関してはリワークにより生まれ変わった「運河」が登場。「CC」と「CG」二つの棟から成る同マップには、渡り廊下や2つの階段の追加をはじめ、大きく手が加えられることとなる。ほかにも初となるバトルパス制度の導入や「アンランクマッチ」モードの実装など、「OPERATION EMBER RISE」には新たな要素が目白押しだ(関連記事)。

なお、「OPERATION EMBER RISE」の開催日程は現時点で明かされていない。ただし『レインボーシックス シージ』のeスポーツに参加するチーム、プレイヤーなどをサポートする「パイロットプログラム」の一環としてオリジナルアイテムが9月10日配信予定となっているため、本日の深夜から明日の間で開始される可能性が高いと思われる。新シーズンの到来に備え、プレイの腕を鍛えておくのも悪くないだろう。