『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で、新たな大規模グリッチが発見され、コミュニティが盛り上がりを見せている。発見者はTwitterユーザーさとう菓子氏で、その後さまざまな形で発展を遂げている。
今回編み出されたグリッチは、端的にいえばリンクを爆弾でぶっとばすテクニックである。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではゲーム序盤にリモコン爆弾が入手でき、さまざまな謎解きや攻撃に使用可能。またこの爆弾を起爆した際にリンクが近くにいれば、当然吹っ飛んでしまう。しかし今回編み出された「WindBomb」では、通常の小規模な吹っ飛びではなく、大規模な吹っ飛びが可能となる。詳しくは、前出のさとう菓子氏の投稿した動画を見るのがいいだろう。リンクが鮮やかに飛んでいき、パラセールを開くことで長距離移動が可能となっている。体力が減るパターンと減らないパターンがあるようだが、滑空中に何度も繰り出すことが可能だ。
#ゼルダの伝説 #BreathoftheWild #NintendoSwitch
こんな感じかしら。
少し高低差があれば射出可能。 pic.twitter.com/0ODqIEszsn— さとう菓子 (@satougashi020) September 5, 2019
再現する手順自体はシンプル。まず高所などからジャンプし宙に浮き、丸い爆弾を投下。その直後に弓を構え集中モードを発動。そして素早く四角い爆弾を出して、丸い爆弾を爆破させる。すると、リンクが爆弾によって大きく吹っ飛んでいく。通常では、あまり見られない規模の吹っ飛びである。なお、丸い爆弾と四角い爆弾は、順番が前後しても構わないという。超速度でぶっ飛べるということで、通常のプレイで使用するのもなかなかおもしろいが、前述したさとう菓子氏は、このグリッチを用いて試練の祠のタイムアタックをおこなっている。Twitterで「WindBomb」という検索ワードで検索をかけると、多くの実用例が確認できるように、かなり色々な用途に使えそうだ。
※ 鳥人間チャレンジに精を出すゆきの氏の映像。出す手順がわかりやすい。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』における、スローモーション時間を使ったぶっ飛びグリッチといえば、Bullet time Bounce(BtB)があげられる(関連記事)。同グリッチもまた弓におけるスローモーションを用いているが、盾の衝突判定がひとつの肝であった。該当する敵が必要である、という点は「WindBomb」よりも再現のハードルが高い。「WindBomb」も、手順はシンプルであるが再現するのはなかなか難しい。ただし、コツをつかめばかなり快適に空の移動が楽しめる。グリッチとしては再現の条件が比較的緩やかであるのも、ひとつの特徴だ。
#ゼルダの伝説 #BreathoftheWild #NintendoSwitch
火炎斬からWindbomb chain
ああ楽しい… pic.twitter.com/7fKtVtaWs0— めるん (@mipha_s_grace) September 6, 2019
今回発見されたグリッチ「WindBomb」は、海外ではなく国内コミュニティより発見されたことを強調しておきたい。BtBだけでなく、先日発見された流鏑馬ホバーもゲーム内では依然として再現可能。単純に優れたゲームを遊びたいユーザーだけでなく、ちょっと奇抜な形で広大な世界を歩みたいユーザーにとっても、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は楽しいタイトルであるだろう。