高評価パズルRPG『パズルクエスト~アガリアの騎士~』のリマスター版がNintendo Switch向けに発表。9月19日に国内発売へ
パブリッシャーのD3 Go!は9月5日、パズルRPG『Puzzle Quest: The Legend Returns』をNintendo Switch向けに発表した。9月19日発売予定で、価格は1750円(税込)。国内ニンテンドーeショップでは予約販売およびあらかじめダウンロードが開始している。本作は、2007年に発売された『Puzzle Quest: Challenge of the Warlords』のリマスター版だ。同作は日本でも『パズルクエスト~アガリアの騎士~』というタイトルで発売されている。
*海外版のトレイラー。本作は日本語表示に対応する。
『Puzzle Quest: The Legend Returns』は、ファンタジーRPGにマッチ3パズルを組み合わせた、『パズルクエスト』シリーズの原点となる作品のリマスター版だ。HDグラフィック化され、UIも一部見直されている。さらに、オリジナル版のDLCだった「Revenge of the Plague Lord(疫病の支配者の逆襲)」と、本作のために制作された追加コンテンツ「Attack of the Golem Lord」も収録している。本作では、長い平和の時代が続いていたエセリア王国に魔の手が迫ってきたことを受け、プレイヤーはモンスターなどの敵と戦いクエストをこなす。そうしたバトルなどのアクションに、マッチ3パズルを採用していることが特徴だ。
マッチ3パズルでは、赤・青・黄・緑色のジェムと、骸骨・紫の星・お金が敷き詰められており、これを動かして1列に同じジェムなどを3つ以上揃えると消える。また、4つ以上消すと続けてもう1ターン行動できる。赤・青・黄・緑色のジェムを消すと、それぞれの色に対応した呪文を使用するためのマナが貯まり、骸骨を消すと敵を直接攻撃できる。そして紫の星では経験値、お金は文字どおりお金を入手できる。マッチ3パズルは、呪文の習得や魔法アイテムの作成、モンスターの捕獲などをおこなう際にもプレイすることになる。
プレイヤーは複数ある職業からキャラクターを選択する。これまでにはドルイドやナイト、魔術師、戦士といった職業があり、たとえばナイトは敵に直接ダメージを与える魔法を扱い、より多くの経験値を獲得できる。魔術師は攻撃力が低い代わりに、攻撃防御共に多様な呪文を持つといった特徴がある。本作では、さらに僧侶・神官・ブラッドメイジ・パラディン・エレメンタリストの5つの職業が追加されている。
本作では、マップを移動し街や城を訪れてクエストを受ける。このクエストも100種類以上を追加しており、合計は240種類を超えるという。クエストには、メインストーリーに関わるものもあれば、モンスター退治などのサブクエストも存在する。そのほか、呪文やアイテム、モンスターやボスなども新規追加しているとのことだ。ローカルでの2人マルチプレイにも対応する。
『パズルクエスト』シリーズの生みの親であるSteve Fawkner氏によると、『Puzzle Quest: The Legend Returns』では、Nintendo SwitchのタッチスクリーンとJoy-Conのどちらの入力にも対応するとのこと(Nintendo Life)。このふたつの入力をシームレスに動作させることには技術的なハードルがあったが、本作にとって重要な要素であるため時間をかけて実装したそうだ。
シリーズは続編『Puzzle Quest 2』や、宇宙に舞台を移した『パズルクエスト:ギャラクトリクス』などもリリースされているが、リマスターに第1作目を選んだ理由については、パズルとRPGのバランスがもっとも良いと感じているからだという。そして、現時点では特に計画はないものの、本作が成功したらほかのタイトルをリマスターする機会があるかもしれないとしている。