個人開発者Lucas Pope氏によるスタジオ3909は9月5日、『Return of the Obra Dinn』をPS4/Nintendo Switch/Xbox One向けに発売すると発表した。2019年秋に発売するという。Nintendo Switch版の国内発表も告知されており、いずれの機種でも日本発売されそうだ。
"Return of the Obra Dinn" is coming to Switch, PS4, and XBox One this fall. More details when I sort out an exact date. pic.twitter.com/TBqrKnivXp
— Lucas Pope (@dukope) September 4, 2019
『Return of the Obra Dinn』は、一人称視点で展開される3Dアドベンチャーゲーム。主人公となるのは、東インド会社のロンドン事務所の保険調査員。1807年の10月14日、5年前に51人の船員と共に消えた大型商船Obra Dinnが、イギリスのファルマスにて発見されたというニュースを聞くところから物語が始まる。ファルマスにて不思議な姿で発見された船に乗り込み被害状況を調査。その中で、Obra Dinn号で何が起こったのかを知っていくことになる。
『Return of the Obra Dinn』は2018年10月にPC向けに発売されたのち、高い評価を獲得した。インディーゲームのアワードIndependent Games Festivalでは、Excellence in Narrativeに加えて大賞となるSeumas McNally Grand Prizeに選ばれ、The Game Awards 2018ではビッグタイトルを制しベスト アートディレクション賞に輝く。GDC 2019のアワードではBest Narrativeに輝くなど、多くの賞を獲得。2018年を代表するゲームとなった。ユニークなシステムと先に見えないシナリオが、絶大な支持を得た作品だ。
同作はあくまでPCのみの発売となっていたが、このたび初のコンソール移植が発表されている。移植を担当するのは、数多くの移植を手がけてきたイギリスのスタジオWarp Digital。プロフェッショナルなスタジオが移植するということで、家庭用ゲーム機でもスムーズに動作することが期待できそうだ。
なお弊誌では開発者であるLucas Pope氏へのロングインタビューを掲載中。こちらはネタバレも若干含まれているので、クリア後にぜひ読んでみてほしい。