農業からモンスター育成まで楽しめるARPG『Re:Legend』早期アクセス配信開始。キュートなキャラクターたちと過ごすスローライフ


パブリッシャーの505 Gamesは8月30日、『Re:Legend』の早期アクセス版をリリースした。対応プラットフォームはSteam。価格は2100円。本作はマレーシアのインディースタジオMagnus Games Studioが開発を手がける最大4人マルチプレイ対応のファンタジーアクションRPGだ。開発資金を集めるべく2017年にKickstarterにてプロジェクトを発足。最終的には7385人のバッカーから、目標金額の7万ドルを大きく上回る63万ドルの資金調達に成功した。なお、9月7日まではスペシャルプロモーション価格により10%オフの1890円で購入することができる。

『Re:Legend』は農業から釣り、村の開発やクラフト、さらにはモンスターの育成など、さまざまな要素が詰め込まれた農業生活アクションRPG。舞台となるのはエティア地方ボッカ島。この島には村人や「マグナス」と呼ばれるモンスターが生活している。ある日、島に流れ着いた主人公は記憶を失っていた。プレイヤーはボッカ島での農村開拓やマグナスの育成、時にはマグナスとの戦いを通じて島中に散らばった記憶の欠片を集め、自身の記憶を取り戻していくこととなる。

本作では農耕が主要な要素のひとつとして挙げられるだろう。ボッカ島には農場や村が点在している。プレイヤーは野菜や果実などの栽培を通して土地を耕し、自分だけの村を築き上げていくのだ。また、村の拡大には村人の存在も欠かせない。島の探検中に見つかる人々は自分の村に送ることで新たな仲間として迎え入れることが可能。共に村を開拓することで、より良い資源が手に入ることもある。さらに村人にはそれぞれ友好状態が設定されており、状態次第では結婚まで辿り着くことも。作物などの資源と村人、両方の管理が農村拡大において大きなカギを握ることだろう。

仲間となるのは村人だけではない。マグナスと呼ばれるモンスターも心強い味方となるだろう。複数の地域から成るエティア地方には各地に多種多様なマグナスが存在する。プレイヤーはそれら全てのマグナスを飼育することが可能だ。捕まえたマグナスは成長・進化させることができ、村の拡大において助けとなることも。しかしエティア地方には凶暴な野生のマグナスも存在する。こうした敵に対抗するには武器が必要だ。本作ではクラスなどといった装備を制限する要素は排除されており、いつでも好きな武器で戦闘を楽しむことができる。また飼育するマグナスを敵と戦わせることも戦闘において有効な手段となり得るだろう。

農業や戦闘などのアクティビティを重ねていくと、主人公はレベルアップする。その際、鉱業、釣り、伐採、クラフト、農業、武器など多岐にわたるスキルの中からいずれかを選択してステータスを上昇させることが可能。村の拡大に重きを置くのか、潤沢な資源が必要なのか、はたまた戦闘能力を強化したいのか、プレイヤーの目的にあったビルドが重要となる。

前述した要素の数々やキュートなキャラクターたち、そしてファンタジーな世界観など、『Re:Legend』には『牧場物語』や『ルーンファクトリー』などの国産SLG・RPGを彷彿とさせる要素が散りばめられている。12月まで早期アクセスを予定している本作だが、完全版リリースの際には新しい地域やアクティビティなどを追加すると明かしていることからも上記2作品と同様、ボリュームたっぷりな作品となることに今後も期待できそうだ。なお現時点で日本語未対応の本作だが、将来的に日本語対応となることが明かされている。また今後、PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けにリリースすることも予定しているようだ。ただし、現時点ではSteamレビューではバグが多いことが指摘されているので、購入する際にはそうした点を留意しておいてほしい。