ターン制サバイバル『Overland』9月20日にSteamで発売、日本語対応。生存者や犬を仲間にしながら、文明崩壊後のアメリカを横断

デベロッパーのFinjiは8月30日、ターン制サバイバルゲーム『Overland』を9月19日に発売すると発表した。『Overland』では文明崩壊後のアメリカを舞台に、東海岸から西海岸へと横断する車旅をおこなう。

デベロッパーのFinjiは8月30日、ターン制サバイバルゲーム『Overland』を9月19日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One。Steamでの国内発売日は9月20日となる。また、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

『Overland』では文明崩壊後のアメリカを舞台に、東海岸から西海岸へと横断する車旅をおこなう。地図を開き目的地を選ぶと、一画面に収まるコンパクトな箱庭のステージに到着。そこでの目的を果たして車で立ち去ると、また地図を開くという流れでゲームを進めていく。その地図やステージ、また登場キャラクターなどは、プレイするたびにランダム生成される。

必要な物資はすべてステージの中を探索して獲得する必要があり、まずは車とガソリンを確保することから始まる。ステージを出て旅を続けるには車が必須で、地図のマスを進むにはガソリンが必要なのだ。ステージ内での行動はターン制となっており、一定の行動可能範囲の中で行き先を指定してキャラクターを移動させ、ガソリンタンクや薬などの物資を拾ったり、コンテナや廃車を漁ってみるなどのアクションを実行し、ほかのキャラクターがいればそれらのターンへと交代する。

立ち寄れる場所が記された地図には、それぞれのステージに何があるのかが大まかに示されており、ほかの生存者がいるという場所を訪れると、新たなキャラクターを仲間にすることができる。キャラクターはそれぞれ固有のスキルを持っており、たとえばガソリンの消費コストを抑えて地図のマスを進めたり、アクションコストなしでコンテナを探ることができたりなど。また、何か特別なアイテムを所持しているが、怪我をしている場合もある。さらに、本作では犬を仲間にできることも特徴だ。犬も物資をくわえて運んでくれる。仲間が多い方が1ターン内でできることが増えるため有利だが、入手した車ごとに定員は決まっているため、連れていくのか見捨てるのか選択しなければならない。

敵となるモンスターが徘徊しているステージもあり、物資が乏しくなれば避けて通ることはできないだろう。敵もまたターン制で行動し、プレイヤーキャラクターたちのアクションによる音を察知して迫ってくる。攻撃されないようなルートを取りながら目的の資源を回収し、全員車まで戻ることができればベストだが、いざとなれば拾った道具や武器で戦わなければならない。もしキャラクターが襲われ死んでしまったらそれっきり。本作には主人公は存在しないため、残された者たちで旅を続けることになる。

ステージによってはダメージを受ける炎が広がっていたり、車で脱出する際に邪魔になる障害物が配置されていたりし、また夜になればキャラクターの周囲以外は真っ暗になる。本作ではそうしたさまざまな状況下にて、敵の脅威にも晒されながら、いかに戦略的に行動できるかが求められる。また、ランダム生成によりプレイするたびに異なる体験となるため、リプレイ性の高いゲームとも言えるだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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