アクションRPG『Ashen』Nintendo Switch/PS4/Steam/GOG版が12月9日発売。Epic Gamesストア時限独占期間の満了へ

 

パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは8月26日、『Ashen』のPlayStation 4/Nintendo Switch/Steam/GOG版を12月9日に発売すると海外向けに発表した。『Ashen』は2018年12月、PC版のEpic Gamesストア時限独占タイトルとして発売されたオープンワールド・アクションRPG(日本語対応)。コンソール向けにはXbox One向けにも販売されている。今年12月は1年間の時限独占期間が終了する時期であり、さっそく他PCプラットフォームでの販売を解禁する運びとなったのだろう。

本作はニュージーランドのデベロッパーAurora44が開発した三人称視点のアクションRPG。『Ashen』の世界は長きにわたり灰に覆われ、人々は太陽の光を見ぬまま暮らしてきた。だがある日、巨鳥Ashenが目覚めたことで世界は光を取り戻す。主人公は新たな希望を失わないよう、闇を望む者たちからAshenを守らねばならない。

戦闘はロックオン有り・スタミナ管理型の三人称視点アクションとなっており、武器・防具を強化しながら冒険を進めていくこととなる。公式説明文にて「ひねりを効かせたSouls」と記載されているように、本作はソウルライクなゲームとして売り出されている。トライアル&エラーによる学習を求める戦闘や、攻略時の高い達成感を目指しているボス戦。「ひねり」としては、本作が「出会い」をテーマのひとつにしていることが挙げられる。道中ではさまざまなキャラクターと遭遇することになり、彼らを拠点に招待すると、クラフトや狩猟といった各自の技能を生かして主人公を手助けしてくれるようになる。

また本作は「パッシブ マルチプレイヤー」という協力プレイ要素を含んでいることが特徴となっている。他のプレイヤーと一緒に旅をしてクエストをこなしたりダンジョンを探索したりできるのだが、接続してきたプレイヤーはAIコンパニオンと区別がつかない形で表示される。あくまでもプレイヤーの世界の住人として、気づかないうちに手助けしてくれるのだ。実際には、人間プレイヤーらしい動きや合図機能の利用により判別はできるが、シングルプレイとマルチプレイの切り替えがシームレスに行われる。『風ノ旅ビト』のように、見知らぬ人と道中で自然と出会うようなオンライン体験が目指されている。

なお『Ashen』と同時期にEpic Gamesストアで発売された、冥府ダンジョン探索アクション『Hades』も、12月11日にSteam版が発売される。『Bastion』や『Transistor』を手がけたSupergiant Gamesの新作だ。冥府の世界からの脱出を試みるハーデスの息子ザグレウス(Zagreus)として、さまざまな武器やアビリティを駆使し、自動生成される冥府ダンジョンを突き進む。死亡すると父ハーデスのもとに戻されるので、キャラクターのアップグレードや武器のアンロックにより自らを強化して、何度でも再挑戦して脱出を目指す。