『Remnant: From the Ashes』Steam売上トップの好スタートを切る。近日中には特定エリアだけをリロールするアドベンチャーモード実装

三人称視点アクションRPG『Remnant: From the Ashes』が好調なスタートを切っているようだ。事前の宣伝は控えめで注目度は決して高くなかったものの、8月20日に発売されてから本稿執筆時(8月26日)までSteamの売上上位チャートではトップを維持。同時接続プレイヤー数も発売日から徐々に伸びており、Steam全体ランキングでトップ15入りしている(Steam Charts)。海外コミュニティでの人気はもちろんのこと、日本語非対応にもかかわらず国内の有名配信者に取り上げられていたりと、口コミ効果により各地でサプライズヒットとなりつつある。

『Remnant: From the Ashes』はポストアポカリプス・異次元冒険アクションRPG。本作にて地球は、異次元へのポータルが開かれたことでRootsと呼ばれるモンスターたちに侵略され、荒廃してしまう。そこで主人公はRootsの脅威を取り除くべく、生存者たちの避難所であるWard 13を拠点とし、ポータルを通じて異次元へと冒険に出る。

本作は『Darksiders III』を開発したGunfire Gamesの新作であり、『ダークソウル』のようなアクションRPGのコンセプトを三人称視点シューターに当てはめた作品と表現されている(GameRevolution)。海外ではイベントでのデモ出展時などで銃撃ソウルライクと表現されることがあり、開発陣もイメージとしてはそのような感じだと答えていた(Shacknews)。ソウルライクの定義は人によって異なるが、高難度・スタミナ管理制の戦闘、チェックポイントでの回復アイテム補充・敵のリスポーン、隠し通路やシークレット要素、アイテム説明欄を使った世界観表現などは備わっている。

ゲームの土台となるのは銃撃中心の三人称視点アクション。そこにマップやイベントの一部ランダム化を活かした周回要素と最大3人オンラインCo-op、豊富なボス戦、武器やModの組み合わせによるビルド構築を特色として加えている(関連記事)。AAA級タイトルではなく粗削りな部分もあるが、開発陣が力を入れた部分はしっかりとプレイヤーに評価されているという印象だ。土台となるアクション部分が滑らかで、単純にシューターとして撃っていて心地よい。その上で周回プレイを前提としたコンテンツのランダム生成と、参加人数や装備の強化度合いに応じたスケーリングを適用するCo-opに力を入れたことで、ゲームのコンセプトが好みに合えば複数周回のプレイに堪え得るゲームに仕上がっている。

部分的ではあるが周回ごとに異なる体験になるほか、各ワールド(全4種)は10~15分でまわれるサイズのマップに小さく分割されており、1~2時間おきにバイオームがガラッと変わるようなペース配分になっている。マップのタイルセットは豊富とは言えないが、100種類以上のモブ敵と20種以上のボスエンカウンターが用意されていたり、各所にシークレットが隠されていたりと、適度な刺激を与え続けるよう工面されている。こうした開発陣が注力した部分が、しっかりと実を結び、うまくコミュニティに受け入れられたケースと言える。

You can pet the dog in Remnant: From the Ashes

『Remnant: From the Ashes』ではリリース前から、アドベンチャーモードの実装が予告されていた。これは特定のエリアだけをリロールできるようにするもので、リリースの2週間後、9月上旬を目途に無料アップデートにて配信される予定だ。現在本作には、キャンペーン全体をリロールするオプションが備わっている。マップやイベント、登場するボスの組み合わせを変えて周回し直すものだ。リプレイ性を強化する本作の目玉機能であるが、特定の武器・防具だけを求めてリプレイしている人は、求めているイベントを引くまで最初からのやり直しを繰り返さねばならない。アドベンチャーモードにて、どれくらい細かな単位でエリアを生成し直せるのかは不明であるが、やりこみプレイが捗るようになるのは間違いないだろう。

一回のプレイスルーでは、組みたいビルドに必要な装備品を揃えられない可能性がある

また発売前の開発者reddit AMA(Ask Me Anything)では、リリース後の無料アップデートとして新しいバイオーム、ボス、装備品、特性(Traits)、ゲームメカニックの追加が計画されていると話されていた。Gunfire GamesのBen Cureton氏はAMAにて、『Remnant: From the Ashes』のことを、長期にわたり増築を図れる土台と表現している。冒頭で述べたように同作は好調な滑り出しを決めていることから、予定どおりさまざまなコンテンツの追加が期待できそうだ。

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