人喰いサメ×オープンワールド『Maneater』新たなプレイ映像が公開。 巨大ワニや「シャークハンター」などサメをも脅かす生物の姿も

 

Tripwire Interactiveは8月21日、オープンワールド・シャークアクション『Maneater』の新たなプレイ映像を公開した。現在ドイツにて開催中のgamescom 2019で行われたIGNと『Maneater』開発者とのセッションの一環で公開された形となる。

『Maneater』はサメとなって人々を襲う人喰いサメアクションRPG。主人公のサメは沿岸に泳ぐ人々やダイバーを食べることで身体のさまざまな部分を成長させることができる。そして成長を重ね、身体のサイズやパワーを強化していくと進化が可能に。ヨットを噛み砕くほどの歯や、スピードを上昇させる尾を手に入れたり、陸地に長時間滞在可能となる肺を取得したりと、さまざまな能力を身につけて人々を恐怖に陥れていくのだ。

今回公開されたプレイ映像では主に、人間含むさまざまな生物の存在、複数のエリア、そしてシャークハンターとの戦いの様子が確認できる。まず本作では、人以外にもあらゆる生物を襲うことが可能なようだ。プレイ映像では小魚やウミガメを襲うサメの様子が。もちろん人間も例外ではない。泳いでいる人間はもちろんのこと、桟橋に立つ者や、砂浜で踊るパーティピープルたちも容赦なく喰らう様子が映し出されている。どうやら地上の人間でさえ格好の餌食となるようだ。

しかし海を支配するのはサメだけではない。エリアによっては食物連鎖の頂点に立つ凶暴な生物が棲息しているようだ。プレイ映像では巨大なワニと遭遇する場面が確認できる。IGNがおこなった開発者へのインタビューによると、このワニは「Rosie」と呼ばれ、ナマズが大好物。そのため、Rosieが棲息するエリア周辺のナマズを食べると主人公のサメを襲うという。ほかにも化学物質をまとった「ボブ・ザ・バラクーダ」や、大声で威嚇するマッコウクジラなど、サメに負けずとも劣らない強さを持つ生物が複数存在するようだ。

本作で用意されるオープンワールドは7つのエリアで構成される。サンゴ礁から濁った湖、湾岸や沼地など、エリアごとに大きく環境が異なるようだ。プレイ映像に映るサンゴ礁は水が綺麗なうえ、見晴らしの良さが際立つ。同じく映像に映る濁った湖は水質が汚く、数メートル先も満足に見えない環境ということが伺える。エリアによってプレイ感覚も異なったものになりそうだ。また環境の遷移という点で、昼夜のサイクルも重要な要素となる。たとえば人間は主に日中に活動するため、夜はあまり姿が見えないといった具合に、昼と夜とでエサの行動パターンが変化するという。さらに夜の海にはクラゲが現れるなど、出現する生物も変わるようだ。

映像の最後には、主人公のサメにとって強敵となるシャークハンターとの戦いが収められている。シャークハンターとは銃やボートなどを駆使するサメ狩りのプロであり、サメにとって脅威となる存在だ。今年6月に開催されたE3 2019「PC Gaming Show」にて公開されたトレイラーでもPeteと呼ばれるシャークハンターが紹介された。今回のプレイ映像ではWILLYという名のシャークハンターとの戦闘が確認できる。何隻ものボートから銃弾が飛び交う中、サメは対抗するように水面から飛び出し、ボートを破壊しようとしている。そして戦いの行方は分からないまま、セッションならびにプレイ映像は締めくくられた。ほかにも探索要素のひとつであるロケーションを発見するシーンなどもあり、オープンワールドゲームとしての一面も伺えるプレイ映像となっている。

サメを主人公とした斬新な設定が光るオープンワールド・アクションRPG『Maneater』。本作の開発チームには4対2の非対称マルチサバイバルゲーム『Depth』の開発に携わったメンバーが関わっている。すでに“サメゲー”開発経験者が関与しているということもあり、ユニークなプレイ体験ができる作品としても期待できそうだ。なお、本作の対応プラットフォームはPC。Epic Gamesストアでの1年間のローンチ独占期間後、Steamなどの他プラットフォーム向けに配信される。現在Epic Gamesストアでは事前予約が可能。2019年内の発売が予定されている。