スクウェア・エニックスは8月20日、『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』のゲームプレイ映像を正式に公開した。披露されたのは、アベンジャーズ崩壊のきっかけとなったサンフランシスコでの「A-Day」事件を、アベンジャーズ5人の視点からプレイするチュートリアルミッションである。マイティ・ソー、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ブラック・ウィドウ。各キャラクターの戦闘スタイルを確認できる。
ゲーム版『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は、『トゥーム・レイダー』シリーズで知られるCrystal Dynamicsを中心に、Eidos Montreal、Crystal Northwest、Nixxes Softwareと共同開発中のアクションアドベンチャーゲーム。マーベル・エンターテインメント協力のもと、全く新しいオリジナルストーリーが描かれる。最大4人までの協力プレイにも対応する予定だ。
地面を叩きつけたり敵兵を片手で振り回したりとダイナミックな攻撃を仕掛けるハルク、シールドをブーメランのようにフル活用するキャプテン・アメリカ、リパルサーを放ちながらの空中戦を魅せるアイアンマン、華麗な回避行動により機敏に動きまわりつつ銃撃と格闘を併用するブラック・ウィドウなど、それぞれ異なるプレイ体験が待っている。ソーがトレードマークであるハンマーを投擲後、手元に引き戻すシーンは、新生『ゴッド・オブ・ウォー』におけるクレイトスの斧を彷彿とさせる。本作のリード・コンバットデザイナーであるVince Napoli氏は、新生『ゴッド・オブ・ウォー』のリード・システム・デザイナーとしてクレイトスなどの戦闘デザインを担当していた人物。本作においても滑らかな近接アクションが期待できそうだ。
*E3 2019トレーラー
なおCrystal Dynamicsのスタジオ代表であるScot Amos氏は、gamescom 2019にて海外IGNのインタビューに応じている。キャラクターをレベルアップさせることでスキルポイントを獲得し、さまざまなスキルを試せるようになるほか、各キャラクターのコスチュームを変えるカスタマイズ機能により、好みのヒーローを作り出せると本作の見どころを説明している。たとえばアイアンマンのリパルサーは複数種あり、そうしたスキルの組み合わせはミッション中にでも変えられるとのこと。また同作にはレアリティ分けされたギアセットがあり、それぞれのギアに備わったパーク(Perk)によってもプレイスタイルが変動するという。具体的なレアリティの階層としては、コモン、アンコモン、レア、エピック、レジェンダリー、そしてさらに上位の特殊なギアがあると説明されている。
「A-Day」での失敗から物語が始まる『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』。街を壊滅状態に追いやった責任を問われたアベンジャーズは解散。それから5年後、新たな脅威におびやかされつつある世界と人々を救うため、ヒーローたちは再び結束し、共に立ち上がらなくてはならない。ゲームとしては長期的な運営が想定されており、リリース後も定期的に無料コンテンツが追加されていく予定だ。
『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は2020年5月15日、PS4/Xbox One/Windows PC/Steam/Google Stadia向けに発売予定。PS4版の予約特典には先行ベータアクセス権が付いてくる。