【UPDATE】『Orcs Must Die! 3』発表。Google Stadia時限独占で配信へ
インディースタジオRobot Entertainmentは8月20日、「Stadia Connect 8.19.2019」にて『Orcs Must Die! 3』を発表した。発売時期は2020年春で、Google Stadia独占タイトルになるという(同プログラムで紹介される前にExclusiveとの表示あり)。新たなビジュアルやデザインが確認できるアナウンスメントトレイラーや、スタッフがこだわりを紹介する開発者日誌映像が公開中だ。
https://www.youtube.com/watch?v=TpaOvMK5KYU
『Orcs Must Die! 3』は、約7年ぶりとなるナンバリング新作。迫りくるオークたちを、設置したトラップと自身の銃で葬り去りまくる、シューター要素もあるタワーディフェンスゲームだ。基本的には、自陣に存在する重要なオブジェクトを破壊されないように防衛するのが目標。あらゆるトラップを使い、計略と銃撃でオークの大群を撃退するのだ。今作でも2人プレイヤー制が採用されており、おそらくCo-opに対応するのだろう。豪華になった環境をバックに、ツヤとかわいさが増した(ような気がする)オークたちをぶっ倒す。
https://www.youtube.com/watch?v=Rc7qfzbiUs0
根強いファンの期待の声によって生まれた第三作目は、これまでの要素を備えつつ、過去最大の規模の防衛が楽しめるという。シリーズのDNAとなる「パズル要素」は継承されており、開発陣としてはパズルの感覚を重要視してほしいとも。また対応プラットフォームについては、2018年1月に『DOOM』を動かすGoogle Stadiaを見た時、感銘を受け次世代のプラットフォームになると確信。iPhoneの再来のような感覚を覚え、その一部になりたかったとCEOのPatrick Hudson氏は語る。またGoogle Stadiaを選んだことで、すべてのユーザーが強力なマシンを持っていることになり、その点も大きかったとも。500ものオークがひとつのウェーブで到来することもできるといい、マシンパワーの恩恵はゲーム内容に反映されているようだ。
Google Stadiaに限らず、今現在ゲームコミュニティでは「独占」が賛否両論のトピックになりつつあるということで、公開トレイラーのコメント欄は、新作発表の喜びと独占への不安が入り交じっている。情報が公開されていく中で、そうした反応も整理されていくだろう。『Orcs Must Die! 3』はGoogle Stadia向けに2020年春に配信予定だ。
【UPDATE 2019/8/20 9:10】
CEOのPatrick Hudson氏はRedditにて、『Orcs Must Die! 3』のGoogle Stadia独占についてファンに説明した。『Orcs Must Die! Unchained』などの終了を受けてスタジオは縮小化を強いられた。チームは『Orcs Must Die!』より小規模のタイトルを作ろうとしており、シリーズを作れるかどうかわからない状況だったという。しかしながら、他プロジェクトのためにGoogle Stadiaを知り、Googleの『Orcs Must Die!』ファンのスタッフの助けを得て、Google Stadiaならば実現できるかもしれないと思い、制作が進行していったそうだ。そういった面で、『Orcs Must Die! 3』はGoogleのサポートなしに存在し得なかったとコメントした。
また Hudson氏は、『Orcs Must Die! 3』はGoogle Stadia時限独占で2020年春にリリースすると説明。具体的な期間は明かされていないが、他プラットフォームでの展開は、将来的に話すとしている。