マイクロソフトは8月20日、ドイツで開催されるイベントgamescom 2019に合わせ、Xbox One/Windows 10向けの新作情報を届ける「Inside Xbox」を放送。この中で、バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のコンソール版について、クロスプラットフォームプレイへの対応を予定していることが明かされた。公式ブログでも発表されている。
*Inside Xboxでは、コンソール版シーズン4の紹介もおこなわれた。海外では8月27日に開幕予定
ステージに登壇した開発元PUBG Corp.のコンソールプロデューサーKoosung Jeong氏と、コンソール・コミュニティーリードのRay Kim氏は、『PUBG』のXbox One版とPS4版がクロスプラットフォームプレイ、つまり両プラットフォームのプレイヤーが一緒にプレイできるようにするアップデートを配信すると発言。マッチメイクのプールが全世界的に拡張され、対戦環境が充実するとそのメリットを語った。アップデートは、まず9月下旬にパブリックテストサーバー向けに配信され、そして10月上旬にはライブサーバーに配信する計画だという。
『PUBG』のクロスプレイについては、これまでにも開発者が前向きな発言をしており、公式サイトでも将来的に視野に入れて検討しているとしていた。一方で、コンソールでのゲームパッド操作と、PC版のキーボード&マウス操作とのバランスに問題があるため、慎重な姿勢も見せていた経緯もある。そのため、まずはコンソール版から導入を決めたようだ。
【UPDATE 2019/8/20 14:30】
PUBG Corp.は8月20日、コンソール版『PUBG』の8月のアップデートを解説する映像を公開した。今回発表されたクロスプレイの実装により、プレイ中にはキルフィードや死亡したプレイヤー、観戦中のUIなどを通じて、各プレイヤーの利用プラットフォームを確認できるようになるという。また開発体制を見直し、PC版とコンソール版の新規コンテンツの実装時期の差を短縮することも決定。8月27日から開始するシーズン4より、PC版にコンテンツが追加されてから、2週間以内にはコンソール版にもアップデートを届けるとのこと。そのほか、10月下旬にはPS4版にカスタムマッチを追加。コンソール版の操作については、今後も改善も続けていくとのことだ。