リアルを追求するスケボーゲーム『Session』Steam早期アクセス販売が9月17日から開始へ。マップはニューヨークの街を再現

 

カナダのインディースタジオcreā-ture Studiosは8月13日、スケボーゲーム『Session』のSteamでの早期アクセス販売を、9月17日から開始すると発表した。また10月にはXbox Oneでも、早期アクセスにあたるXboxゲームプレビューとしてリリース予定。こちらの国内発売については不明である。

『Session』は、1990年代初期から2000年代初期にかけての、スケボーシーンの黄金期から影響受けるスケボーゲームだ。ゲームプレイだけでなく、スケボー文化を体験するという面においてもリアルを追求しており、ゲームらしいスコアシステムは存在せず、特定のスポットにて練習を重ねたトリックを決めるというプレイヤー自身の目標やモチベーションがプレイの動機になるよう制作しているという。また、ビデオの撮影・編集機能も用意。時間を調節したり、VHS風のフィルターなどをかけることもできる。ビデオ撮影もスケボー文化には欠かせない要素で、ゲーム内から直接SNSに投稿可能とのことだ。

本作は、左右のアナログスティックを使ったゲームプレイを採用するため、ゲームパッドが必須。マウス&キーボードでの操作には対応しない。左右のアナログスティックはそれぞれ左右の足に対応しており、実際にスケボーをする際の両足の動きをイメージした操作をすることでトリックを出すことができる。アナログスティックを使うという点ではEAの『Skate』シリーズに似ているが、操作としてはかなり複雑。ただ、実際の足の動きを再現するように操作するため、慣れてくればより直感的に感じられるかもしれない。

早期アクセス開始時点では、上述したアナログスティックを使った操作やビデオ撮影機能など、本作のコア要素を収録した状態でリリースするとのこと。マップは、ニューヨークのロウアー・マンハッタン地区を1/1スケールで再現し、Brooklyn BanksやFinancial Districtといった有名なスポットの数々にてストリートスケーティングを楽しめるという。正式リリース時にはニューヨーク全体にまでマップを拡張する計画となっている。早期アクセス期間は6〜12か月程度を予定しており、プレイヤーからのフィードバックを得ながらコンテンツを充実させていく。その大きなアップデートをリリースするたびに価格を上げていくとのことだ。

『Session』は、2017年に実施したKickstarterキャンペーンでの成功を受けて開発が進められてきた。当時の開発元creā-ture Studiosのコメントでは、正式リリース時にはさらなるプラットフォームに向けてリリースしたいとし、PS4やNintendo Switchでの発売の可能性にも言及していた。キャンペーンページでは、開発初期のバージョンではあるが、本作の特徴的な操作を試すことができる体験版が配布されているため、興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか(関連記事)。