『Fallout 76』にてプレイヤーをボコボコにして空中へ投げ出す極悪施設が生み出される。「デスクロー迷路」に続くユニークな拠点

『Fallout 76』ではC.A.M.P.という機能を用いて、マップ上の好きな場所に拠点を築くことができる。中にはプレイヤーを罠に誘い、挙句の果てには空中に放り投げるとんでもない拠点もあるようだ。

核戦争後の広大な荒地を旅する『Fallout 76』。同作ではC.A.M.P.という機能を用いて、マップ上の好きな場所に拠点を築くことができる。1つのサーバーにつき、最大32人のプレイヤーが参加できるため、他プレイヤーの拠点に立ち寄ることや、ペナルティは課せられるが襲撃することも可能。また、アップデートにより自動販売機が追加されたことで、他プレイヤーの拠点へのファストトラベルも可能となった。そのため、他プレイヤーの拠点を訪れる機会が増えた方も多いことだろう。しかし中にはプレイヤーを罠に誘い、挙句の果てには空中に放り投げるとんでもない拠点もあるようだ。

その拠点と罠にかかるプレイヤーの様子はXntryk 1氏が「2-4-1」というタイトルでYouTubeにて公開している。まずXntryk 1氏は、生きているターゲットを5分間ハイライト表示するアイテム、メンタス・ベリー味を使用する。どうやら1人のプレイヤーが氏の拠点を訪問しているようだ。一見行き止まりの部屋に困惑する様子のプレイヤー。ここで氏はスイッチを作動させる。すると突然、プレイヤーは垂直に落下。落ちた先には大量の火炎放射器が設置されており、罠にかかったプレイヤーは360度から噴射される火に為すすべもなくやられてしまう。その後氏は火炎放射器を停止するが、さらに追い打ちをかけるようにレバーを引き、プレイヤーをカタパルトの如く空中へ射出するのだ。死んでいるにも関わらず空中に投げ出され、真っ逆さまに落下していくプレイヤーの様子は残酷ながらも、どこかコミカルな印象を与える。その後も氏は、また別のプレイヤーが罠にかかる様子を自身のチャンネルにアップロードしており、“射出”を楽しんでいるようだ。

こうした危険な拠点は過去にも誕生している。RedditユーザーVault101manguy氏による「デスクロー迷路」もその1つだろう(関連記事)。氏はシリーズ屈指の凶暴さを誇るモンスター「デスクロー」が徘徊する迷路を建築。氏は賞品ありとの言葉やジェスチャーで呼び込みをおこない、通りすがりのプレイヤーを恐怖に陥れていた。また氏は、“プレイヤーオーブン”と名付けられた、訪れたプレイヤーを壁の裏に隠したフレームジェットで焼き尽くすといった施設も生み出している。そこでもアイテムをエサにしてプレイヤーを招き入れていたようだ。

一方で、話題となるのはこうした危険な拠点だけではない。Vault101manguy氏は『Fallout 76』に登場する動物「バラモン」にダンスをさせる「バラモン ディスコ」なる施設も作っている。こちらは多数配置されたテスラアークの電気により、バラモンの死体が部屋を飛び交うといったもの。信号機やネオンサインで彩られた部屋と、静止することなく宙を舞い続けるバラモンの姿はまさにディスコを彷彿とさせる。

また海外メディアPolygonが過去におこなった報告によると、『Fallout 76』のプレイヤーJacobjtl氏は、同作で開催された期間限定イベント「ファスナハト デイ」に影響を受け、サーバー上の全員が参加できるアリーナを建築し、「pit fights」というイベントを開催したようだ。アリーナでは、パワーアーマーもしくは裸にナックルのみを装備した状態で欲しいアイテムを巡った、プレイヤー同士による1対1の戦いがおこなわれていたという。ほかにも国内においては、家具量販店IKEAの内装を模した拠点があるとTwitterで話題となった。

前述してきたように、拠点はいずれもユニークなものであり、目的とするところもプレイヤーごとにさまざまだ。こうしたプレイヤー主体のコンテンツが拠点という形で誕生している背景には、『Fallout 76』がオンラインゲームということ以外にも、場所を選ばず建築できるC.A.M.P.の存在が関係していそうだ。さらに他プレイヤーの拠点へのファストトラベルが可能となり、よりプレイヤー同士の交流が活発となったことも影響しているのかもしれない。なお、先月よりゲーム内通貨「アトム」の国内販売が開始されている。よりショップ限定アイテムを手に入れやすくなったため、この機会にユニークな拠点づくりに挑戦してみてはいかがだろうか。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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