鳥に変身してハワイの空を飛べるオープンワールドACT『Ashes of Oahu』8月29日にSteamで早期アクセス販売へ

アメリカのインディースタジオWyrmbyteは8月8日、現在開発中の『Ashes of Oahu』の早期アクセス販売を、8月29日にSteamにて開始すると発表した。本作は、ハワイ・オアフ島を舞台にするオープンワールド・アクションRPG。

アメリカのインディースタジオWyrmbyteは8月8日、現在開発中の『Ashes of Oahu』の早期アクセス販売を、8月29日にSteamにて開始すると発表した。本作は、ハワイ・オアフ島を舞台にするオープンワールド・アクションRPG。もともと『Nightmarchers』というタイトルで2017年から開発が進められてきたが、今年に入って『Ashes of Oahu』に改題された(関連記事)。

『Ashes of Oahu』は、ハワイの先住民に伝わる風習や言い伝えなどからの影響をナラティブ面に活かしながら、大災害による被害の残る近未来のハワイ・オアフ島を舞台に、ポストアポカリプスの世界を描く作品だという。大災害のあと、この島は古代の悪なる存在Mad Kupuaが蘇り、その軍勢による侵略を受けていた。そして主人公のKaiは、息子が誘拐されたことにより戦いに巻き込まれる。

本作は三人称視点でプレイし、25平方kmの広さのオープンワールドのオアフ島を探索する。実際のオアフ島よりも小さく、島の地形も異なるが、ダイヤモンドヘッドや真珠湾、ホノルル、カエナポイントなど、オアフ島の特徴を凝縮するように再構築したマップになっているそうだ。島ではさまざまな資源を発見でき、アイテムをクラフトして装備を整えていく。

この島にはMad Kupua率いる軍隊Raidersのほかに、Islanders・Hawaians・Thr Reserch Institute・Lava Dogsという勢力が存在し、それぞれ使用する武器やスキル、戦う目的が異なる。プレイヤーはこの4つの勢力の協力を得ながら、数多く存在するRaidersの拠点の攻略を目指すが、ある勢力に加担すれば別の勢力から敵対視されるなど、プレイヤーの行動によって環境が変化していくという。

本作の大きな特徴のひとつは、Akuaと呼ばれる神から授かる力だ。島の中には古代の聖域が複数存在し、これを修復することでAkuaからスキルを得ることができる。たとえば、もっとも基本的なスキルSpirit Visionを使うと、敵キャラクターのオーラを可視化し、タグ付けしたり巡回する足跡を見ることができるようになる。

Bullet Shieldは、一度に数秒間しか使用できないが、敵の銃撃から身を守ることが可能。Volcanic Eruptionsは、地面から溶岩を噴き出させる攻撃スキル。スキルレベルを上げると、より大きなダメージを一帯の敵に与えられる。そのほか、弓矢に爆破性能を持たせるExplosion Arrowなどもある。こうしたスキルは、マナと呼ばれるゲージを消費して使用する。

さらに、Kaiの姿を変化させるスキルもある。トレイラーでも見られるように、人間の姿から鷹に変化して空を自由に飛んだり、サメになって海を泳いだり、あるいは鶏や大トカゲにも変身できる。鷹やサメは移動手段として役立つだろう。空から敵に接近し、人間の姿に戻って急襲するなどバトルにも活かせそうだ。鶏の姿では敵に怪しまれないため、ステルスプレイにもってこい。大トカゲは、マグマの球を吐き出して攻撃できる強力なキャラクターだ。ちなみにスキルではないが、島の移動には馬を使うこともできるとのこと。

本作ではナラティブ面にも力を入れており、ゲームを進める中では数多くの選択に迫られ、そして100種類以上あるというエンディングのいずれかに行き着くことになるという。本作はすでにほぼ完成しているものの、こうした膨大な選択の組み合わせによって紡がれる物語が、ゲーム体験として機能するかどうかを早期アクセス販売にて確認したいとしている。早期アクセス期間は3週間の予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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