鳥になってただ飛ぶゲーム『Feather』Nintendo Switch向けに国内配信開始

インディースタジオSamurai Punkは8月8日、『Feather』をNintendo Switch向けに国内配信開始した。『Feather』は鳥となって飛ぶ、ただそれだけのゲームだ。

インディースタジオSamurai Punkは8月8日、『Feather』をNintendo Switch向けに国内配信開始した。価格は980円。現在配信中のSteam版についても日本語対応したという。日本版リリースにおいて窓口を担当したのは、架け橋ゲームズだ。

『Feather』は、鳥となり空を翔けるアドベンチャーゲームだ。空を飛ぶ、ただそれだけのゲームである。プレイヤーは三人称視点で鳥を操作し、巨大な島を飛び回る。ひたすら飛び回る。高度を上げて大空を飛んでみたり、地面すれすれを飛んでみたり、鳴いてみたり、ローリングをしてみたり。スティック移動もしくはジャイロコントロールで鳥を操作し飛んでいく。ゲームオーバーの概念などはなく、もし地面などに激突してしまった際には時間がリワインドされ、直前から空の旅は再開される。

島には、さまざまなロケーションや仕掛けが存在する。川に沿ってみたり洞窟の中を探索してみたり、草原の上空を飛ぶこともできる。ただし、そこには物語やクエストなどはない。飛ぶことそのものがゲームの核なのだ。サウンドデザイナーMitchell Pasmans氏が手がける、9種類の落ち着いたアンビエントな音楽を背景に、世界を飛び回る。また、鳥を取り巻く環境は若干変化していく。昼夜のサイクルが導入されており、飛んでいるうちに夜になっていたり、夜が明けていたりなど景色は徐々に変化する。

またNintendo Switch Onlineに加入していれば、他のプレイヤーが世界に登場し、最大4人のマルチプレイのような形で一緒に飛び回ることが可能。協力や対戦などはないが、なんとなく嬉しくなるかもしれない。もちろん、他プレイヤーを無視して自分の飛びたいように飛び続けることもできる。

シンプルでミニマルな『Feather』はNintendo Switch/Steamにて配信中。労働や対戦で荒んだ心を癒やしてみるといいだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5200