ローラースケート・オープンワールド『Neon Tail』2019年9月に早期アクセス配信へ。『JSR』ライクなスタイリッシュアクション

 

インディースタジオRocket Juice Gamesは8月4日、『Neon Tail』のSteam早期アクセス配信を2019年9月に開始すると発表した。『Neon Tail』は、ローラースケートを装着し街を探索するオープンワールドゲームだ。

舞台となるのは、色鮮やかでトレンディなBluePulse City。にぎやかな街であるが、存続に関する危険が迫っているという。別次元の化け物が街に近づいているのだ。スケーターとして成長してプロになることで特別な力を得て、化け物達に打ち勝つのだ。

本作ではそんなBluePulse Cityで自由気ままに暮らす。ちょっとしたバイトをしたり、買い物をしたり、レストランやカフェでくつろいだり、プロとしてキャリアを積み名誉を築き上げ幸運を呼び寄せたり。町中にはさまざまな人々が暮らしており、ふれあいの中で友人になることも。ただし、あくまで生活の軸はローラースケートだ。独自の物理演算が盛り込まれたローラースケートのテクニックを習得し、大技を披露しよう。

本作では、ドローンをインストールしたりアップグレードすることで、プレイヤーの機能が強化されていく。スキャナーやマップ、HUD、写真、フラッシュライトやコーデックスなど、多岐にわたる能力が実装されるそうだ。そのほか、冒険の最中で神獣的存在のTelopernと出会うことで、特別な能力を得ていくという。

本作の特徴は、なんといっても広大な街にてローラースケートをスタイリッシュに楽しむという点。もはや説明すら不要かと思われるが、『Neon Tail』は『ジェットセットラジオ』シリーズから強い影響を受けている。具体的には同シリーズの「都会のダイナミズム」を参考にしているという。開発自体はしばらく前から進められており、itch.ioではName your own price形式でデモ版が配布中。デモ版ではゲームのメカニクスなどが確認できる。初期はオブジェクトといえるものはほとんどなかったが、開発が進み色鮮やかな街が構築されてきている。

開発を手がけるRocket Juice Gamesは、台湾を拠点としたゲームスタジオ。これまでAAAタイトルにいくつか携わってきたFeili Chen氏をプロデューサーに据え、3人で開発されている。『Neon Tail』は京都のインディーイベントBitSummit 7th Spiritsでも出展されており、日本向けの展開にも期待できるかもしれない。

『Neon Tail』は、9月にSteam早期アクセス配信予定。早期アクセス期間は1年よりも少し長い程度を想定。早期アクセス配信開始時の開発ステータスは25%程度で、コンテンツを充実させていくという。ゲーム自体の主軸は完成しているが、バイトアクティビティであったり、サブクエストやイベントの量はまだ不十分であると認めている。またメインストーリーもチュートリアルのみ実装。これからストーリーを充実させ、アクティビティを増やしていき、リプレイ性の高いゲームメカニクスを築き上げていくとのこと。開発規模が小さくまだまだ完成には遠そうだが、ローラースケート・オープンワールドを楽しみたい方は、チェックしておくといいだろう。