『DOOM Eternal』新ゲームモード「BATTLEMODE」の詳細発表。スレイヤー1人 vs. デーモン2体の非対称対戦マルチプレイ
Bethesda Softworksは7月27日、イベント「QuakeCon 2019」を開催した。その基調講演では、id Softwareが手がける『DOOM Eternal』の最新情報が公開され、新ゲームモード「BATTLEMODE」の詳細が披露された。
BATTLEMODEは、ドゥームスレイヤー1人対デーモン2体の非対称オンラインマルチプレイモード。このモードのために専用にデザインされた6種類のマップを舞台に、制限時間の中で相手の殲滅を目指して戦い、3ラウンド先取した方が勝利だ。
*BATTLEMODEの紹介は6分42秒辺りから。
スレイヤーは、武器MODと装備がすべて使用可能という完全武装。マップは立体的な構造となっており、本作から導入されたミートフックなどのアクロバティックな移動アビリティももちろん活用できる。さらに、マップ内には2か所間をワープできるポータルが設置されており、これを利用できるのはスレイヤーのみとなっている。
キャンペーンモードと同じく、スレイヤーはデーモンを倒しリソースを獲得しながらプレイを進めることになる。倒し方によって得られるリソースのバランスが異なり、グローリーキルを決めると体力回復アイテムを、アビリティの火炎噴射で倒すとアーマーを、そしてチェーンソーで真っ二つにすると弾薬をより多く獲得できる。
なお、ラウンド間にはアップグレードやアビリティ、スーパーウェポンをひとつアンロックできる。こちらはデーモンも共通だ。たとえばスレイヤー側には、上述した敵がドロップするリソースが増加したり、フラググレネードの爆破範囲が拡大したりといったものがあり、デーモン側には基本体力アップや、スキルの効果時間を伸ばすなどのアップグレードがある。
2人チームで戦うデーモン側は、レヴナント・ペインエレメンタル・マンキュバス・略奪者・アーチバイルといったデーモンから選択可能。デーモンはスレイヤーに倒された場合、20秒後に体力半分の状態でリスポーンできる。スレイヤー側としては、この20秒間のあいだにもう1体のデーモンを撃破することが求められるわけだ。
レヴナントは背中に装備したジェットパックで飛びながら爆撃でき、また多数のロケットを撃つ特殊攻撃も持っている。上空を浮遊しながら戦うペインエレメンタルは、ソウルシールドを張ることが可能。巨体のマンキュバスは機動力は劣るものの、両手に重火器を持ち体力も多め。発煙弾を活用すればスレイヤーに接近することもできるだろう。略奪者とアーチバイルの固有スキルは今後発表するとのこと。
各デーモンには共通のアビリティもあり、まずはマップへの障害物の配置。一定の範囲のエリアが、スレイヤーが通るだけでダメージを受けるようになる。次にAIが操作するデーモンの召喚。BATTLEMODEは1対2で戦うモードだが、これを活用することでデーモン側は2体以上になる。一方で、スレイヤーにはリソースを獲得するチャンスが増えるとも言えるだろう。ラウンドに勝利することで、より強力なデーモンを召喚できるアップグレードもあるようだ。ちなみにデーモン側には、スレイヤーが壁などに隠れても、照準を合わせている限りその位置が可視化されるという能力もある。
BATTLEMODEは、スレイヤーとデーモンお互いの能力をフル活用した戦略性を楽しめるゲームモードになりそうだ。本作のローンチ後には、プレイ可能な新たなデーモンやマップを無料で追加する計画だという。『DOOM Eternal』は、PC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに11月22日に海外で発売予定。日本での発売に関する詳細は、決定次第案内するとされている。