『DOOM』三作品がコンソール向けに発表、順次配信開始。一方、「オンライン接続」を求められる仕様が話題の中心に

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Bethesda Softworksは7月27日、アメリカ・テキサス州で開催されているQuakeCon 2019にて『DOOM』、『DOOM II』、『DOOM 3』をPS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発表し、順次配信開始した。国内でもNintendo Switch向けに『DOOM』『DOOM II』が配信開始(日本語非対応)。『DOOM』『DOOM II』に関しては、iOS/Android向けにも配信中である。

1993年にid SoftwareがPC向けにリリースした『DOOM』は、FPSジャンルを代表するタイトルとなった。今回はそんな『DOOM』の25周年の「Year of DOOM」の一環として、このFPSの起源となった古典的名作を復活させるという試みだ。しかし同作の話題は、ゲームの復刻そのものだけでなく、その仕様にも集まっているようだ。

というのも、『DOOM』『DOOM II』『DOOM 3』のプレイに際しては、オンラインに接続しBethesda.netアカウントでログインすることが求められる。『DOOM』と『DOOM II』に関してはゲームプレイ開始時に求められるようで、『DOOM 3』に関しては特定の要素や機能を利用する際に求められるという。マイニンテンドーストアの『DOOM』『DOOM II』ページでも「Bethesda.netアカウントが必要となります。エンドユーザ使用許諾契約およびサービス利用規約、個人情報保護方針、その他詳細をBethesda.netにてご確認ください。」と記載されている。海外PS StoreやMicrosoft Storeでも同様の英語記述が確認可能だ。

なおNintendo Switch版『DOOM』にてこの仕様を厳密に検証したUSgamerなどによれば、「初回起動」はオンライン接続およびBethesda.netのログインが必須で、一度ログインすれば「Nintendo Onlineへ接続がなければオンライン機能が利用できない」とメッセージが出るのみ。オフラインのまま遊ぶことが可能であるそうだ。

この1993年に発売された傑作の移植を遊ぶに際して、オンライン接続が要求される点について、ユーザーらから疑問の声が投げかけられている。またPS4/Xbox Oneでのプレイなら常にオンライン環境が用意されていると予想されるが、持ち運べる携帯モードがひとつの魅力のNintendo Switchで初回起動時にオンライン接続がなければ遊ぶことができないという仕様は、携帯機としてのメリットを部分的に失わせかねない。飛ばそうとしてもしつこくログインが求められると憤るユーザーの画像や動画などが拡散され、TwitterやReddit、公式フォーラムなどでオンライン接続の要求に戸惑う声が出てきている。

一方で、この不思議な仕様についてはすでにネットミーム的な扱いがされており、さまざまなキャラクターに、オンライン接続を求める際に現れる定型文「Bethesda.net account is required to play this title. Please connect to the internet to continue. okay.」という喋らせるツイートがTwitterに数多く投下され大喜利状態に。かなりがっつりイジられている模様だ。

『DOOM』の移植に際しては、ユーザーの解析によりUnityが採用されているとのがあり、工数をかけて開発しているような一面も垣間見える。往年の名作をコンソール向けに移植するという簡単ではないミッションを遂行する上で、Bethesda.netのアカウントの紐付けが必要だという判断に至ったのかもしれない。とはいえ、オフラインプレイをする際に理由もわからずオンライン接続が求められるのは、プレイヤーによってはあまり良い気持ちにはならないだろう。ユーザーとのコミュニケーションにおいてはフットワークの軽さを見せることもあるBethesdaは、この不満と疑問に答えるのだろうか。

【UPDATE 2019/7/28 10:10】
Bethesda Softworksは7月27日、先日発表した『DOOM』作品におけるインターネット接続およびBethesda.netアカウントでのログインを求める仕様について、同社のコミュニティSlayers Clubにおいてプレイヤーにリワードを提供するためのものであると説明。ログインが選択できるように取り組んでいると明かした。

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