サイコロを振って戦うローグライク『Dicey Dungeons』8月13日に日本語対応で発売へ。『VVVVVV』開発者手掛ける

『Super Hexagon』や『VVVVVV』といった人気作を手がけたことで知られるインディー開発者Terry Cavanagh氏は7月26日、デッキ構築型ローグライク(deckbuilding roguelike)『Dicey Dungeons』を8月13日に発売すると発表した。

『Super Hexagon』や『VVVVVV』といった人気作を手がけたことで知られるインディー開発者Terry Cavanagh氏は7月26日、デッキ構築型ローグライク(deckbuilding roguelike)『Dicey Dungeons』を8月13日に発売すると発表した。プラットフォームはPC(Steam/itch.io)で、価格は15ドル程度になる模様。音楽には、『Super Hexagon』に引き続きChipzel氏が参加している。なおSteamのストアページによると、本作は日本語表示に対応するようだ。

『Dicey Dungeons』は、Lady Luckと呼ばれる運命の女神の気まぐれによってサイコロのキャラクターにされてしまったプレイヤーが、ダンジョンからの脱出を目指して冒険するRPGだ。プレイヤーキャラクターには、戦士・盗賊・ロボット・道化師・発明家・魔法使いの6種類が用意されており、それぞれ異なるアビリティを持っている。たとえば、戦士はバトル中に手持ちのサイコロを振り直すことができ、盗賊は毎ターン敵のカードをランダムに盗むことが可能。発明家は自らのカードを破壊することで、バトル終了後にパワフルなカードを入手できる。

ダンジョンは双六のような見た目で、プレイするたびにランダム生成される。マス目には、敵キャラクターや体力回復アイテム、カードをランダムにゲットできる宝箱、ショップなどが配置されており、敵を倒して階段のマスまで進み次のフロアへと降りていく。ちなみに、サイコロを振ってマップを進むわけではない。

ショップではカードを購入できるほか、トレードを申し込まれることもあるようだ

敵のいるマスに行くとバトル開始。ターン制で展開し、画面上には装備アイテムであるカードと、ランダムに振られたサイコロがふたつ表示される。カードには、たとえば敵にダメージを与えるものや、シールドとして自らの体力を増加させるもの、あるいは状態異常を引き起こすものや、ふたつのサイコロの目を足すものなどさまざまあり、手持ちのカードの中からあらかじめデッキを構築しておく。

これらのカードは、振られたサイコロを重ねることで発動する。たとえば、シンプルに敵を攻撃するカードに4の目のサイコロを使うと、敵に4ダメージ与えられるといった具合。カードの中には、指定の数字のサイコロでしか発動できないものや、サイコロの数字に関係なく効果固定となっているものもある。そしてターンを終えれば、敵も同じようにしてプレイヤーを攻撃し、またサイコロを振って次のターンに進むという流れだ。サイコロを使い切らなかった場合は、次のターンへと持ち越される。ランダムに振られたサイコロの目と、お互いのカードや残り体力などを考えながら、戦略的に戦うことが求められる。

なお、itch.ioにて本作を購入した場合、Steamキーを入手できるほか、本作のアルファ版のダウンロードも可能である。また、さらに古いバージョンではあるが、開発者Terry Cavanagh氏の公式サイトではHTML5もしくはFlashにてプレイできるデモが用意されている。興味のある方は、まずはこちらで本作の雰囲気を掴んでみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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