日本一ソフトウェアの女装アドベンチャー『ボク姫PROJECT』開発決定。対応予定機種はPS4/Nintendo Switch


日本一ソフトウェアは7月26日、全年齢向け女装アドベンチャーゲーム『ボク姫PROJECT』の開発が決定したことを発表した。あわせてメインヒロイン役のアキラ(CV: 川上ゆき)がナレーションを務めるトレイラーも公開している。同作は現在鋭意開発中であり、発売日は未定。詳細な情報は今後明かされていく。

主人公である伊草ミナトの実姉マリカが通う私立百合愛学園は、女子生徒99%、可愛さこそが全ての超お嬢様学校。ある日、学園内の謎の事件に巻き込まれた姉は、目を覚まさなくなってしまった。そこでミナトは姉を救うため、引きこもり歴5年の従妹エリカの名を名乗り、女子生徒として百合愛学園に入学することに。目指すは、「四姫」と呼ばれる4人の美少女をも凌駕する学園一の美少女。15歳の男子高校生であるミナトは、本心では男らしくありたいと思っているが、姉のために羞恥心を押し殺し、特異な環境に飛び込み女装を極めていく。かくして「少年よ美少女よりも可愛くなれ」というボク姫PROJECTが始動する。

本作のヒロインとなるのは、先述したミナトの従妹アキラ(本名、エリカ)。自宅でゲーム三昧の引きこもり生活を送る彼女こそ、ミナトを女装させた張本人である。皮肉屋ながら家族思いの少女だ。ちなみに公式サイトによると、ミナトの女装時スリーサイズは「B: 78 W: 57 H: 80」だという。

また公式サイトでは登場人物の何人かの簡単なプロフィールも公開されている。女装したミナトと仲良くなる同級生の篠崎ヒユは、一見するとおとなしい優等生であるが、美少女を前にすると暴走してしまう大の美少女好き。女装したミナトこそが理想のお姉様だと盲信して、ミナトの地位向上に尽力する。後述するコミカライズ企画「ボク姫様と乙女主義」では、通称「百合バーサーカー」として紹介されている。

そのほか「四姫」のメンバーとしては、「姫ギャル」と呼ばれているカリスマJKの鬼灯リラ、「姫巫女」と称される龍宮院ウラン、「姫騎士」こと男装麗人の姫神ダリア、学園一の姫「姫皇」にして国民的アイドルでもある姫神エルメスが登場予定。また男子学生の六条オウガは、自らの肉体美を見せたがるナルシストであり女性嫌いであったが、女装したミナトと出会うことで変わっていくという。

『ボク姫PROJECT』は2017年にタイトルが発表されたのち、コミカライズ連載(ボク姫PROJECT公式のモーメントにて確認可)やグッズ販売、Twitter・イベントでの広報活動が続けられてきた。日本一ソフトウェアは本作について「女装というコンセプトの需要が確認できるまでは発売未定としてきた全年齢向け女装ゲーム」と説明していることから、このたび需要があるとの判断に至ったのだろう。