スローライフ・モンスター育成RPG『Re:Legend』ついに8月末に早期アクセス販売へ突入。延期を重ねながらの大きな一歩

Magnus Gamesは7月26日、『Re:Legend』をSteamにて早期アクセス配信すると発表した。モンスター育成RPGは延期が重ねられていたが、ようやくリリースの第一歩となる早期アクセス配信へとこぎつけたことになる。

マレーシアのインディースタジオMagnus Gamesは7月26日、『Re:Legend』をSteamにて早期アクセス配信すると発表した。リリース日は8月30日。『Re:Legend』はKickstarterにてクラウドファンディングを試み成功させており、その際は2018年第1四半期の発売を掲げていた。その後延期が重ねられていたが、ようやくリリースの第一歩となる早期アクセス配信へとこぎつけたことになる。

『Re:Legend』は、Etika地方に位置する謎の島Vokkaを舞台としたロールプレイングゲームだ。『ルーンファクトリー』や『ファンタジーライフ』『デジモンワールド』から影響を受け開発されている。記憶をなくし島に流れ着いた主人公は、失った記憶の欠片を集めるべく、Etika地方の謎に迫っていく。

本作はいわゆる“牧場”系タイトルとなっており、ゲーム内の一日をどう過ごすかを自由に決めることができる。景観豊かな島を探索したり、戦闘をしたり、農場や水辺を整理し作物を飼育したり、釣りをしたり、伐採をおこなったり、島の住民と友人もしくは恋人となってみたり。そして本作の目玉となるのが、島に住まうモンスターMagnusの育成だ。Magnusを入手すれば、プレイヤーの戦闘を助けるだけでなく、さまざまな作業の手伝いもしてくれる。Magnusを育てることで彼らは進化し、姿かたちを変え新たな一面を見せてくれる。また、マルチプレイもひとつの特徴とされており、友人たちとオンラインで狩りや作業をすることが可能。

グラフィックは初期と比べるとやや明るさが抑えめで、若干質感が変化している印象だ

早期アクセス版においては、アクティビティや全体的なゲームプレイにおいて、幅広いコンテンツを有しているという。具体的には、釣りや農業やモンスターの育成、戦闘、クラフト。また2つのバイオームも盛り込まれているとのこと。開発が進むにつれコンテンツが追加され、バイオームが増え世界の大きさも拡大されるほか、ゲームバランスなども並行して調整されていくそうだ。早期アクセス期間は9~12か月を想定。本作はコンソールリリースも控えているが、コンソール版発売はゲームが正式リリースされる2020年夏以降になりそうだ。なお本作においては日本語に対応することも告知されていたが、ストアの対応言語表記は英語のみ。開発が進む中で、追加されていくのだろう。

牧場経営に冒険、モンスター育成に狩りにマルチプレイなど、多くの要素を盛り込んでいることもあり開発に遅れが生じ、Kickstarterのバッカーを対象としたクローズドなデモによるテストが続けられてきた『Re:Legend』。Magnus Gamesは長きにわたり開発期間を要したことをKickstarterのバッカーに謝罪。一方でこの開発期間は必要なものであったとも言及している。パブリッシャーには505 Gamesがつき本作をプッシュするなど、グローバルに期待も高い作品。期待に沿うために、クオリティが磨かれ続けてたいたのだろう。

『Re:Legend』のSteam早期アクセス配信は、8月30日より開始予定。なおKickstarterのバッカー向けページでは、マルチプレイの様子を映すgifアニメも公開中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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