スペースコロニーシム『Oxygen Not Included』正式版が7月30日リリースへ。 新たな小惑星や新規バイオーム3種など新要素が追加

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Klei Entertainmentは7月24日、スペースコロニーシム『Oxygen Not Included』の正式版を現地時間7月30日にリリースすると公式ホームページにて発表した。本作はコミュニティならびにプレイヤーからフィードバックを収集するため、早期アクセス版としてSteam/Epic Gamesストア向けに配信中。約2年の期間を経て、新たな要素を携え、正式版としてリリースされる形となる。

『Oxygen Not Included』は、宇宙を舞台としたコロニー構築シミュレーションゲーム。プレイヤーは、コロニーの安全な運営・発展を目的に、突如小惑星に転送された住民にさまざまな指示を出していくこととなる。基本は上下に穴を掘ることでコロニーを探索。石や金属などの資源を収集していき、施設の拡充を目指す。コロニーの発展には、動物の捕獲や植物の採取による食料の確保、そしてガス、電気、水道などを用いたインフラの構築が必要となる。しかしこれらの資源には限りがあるため、コロニーで生活を営む住民の数や、資源の使いどころを踏まえたうえで、施設の自動化、および住民の生産能力の向上を図ることが重要となる。

コロニーでの生活に必要なものは食料や施設にとどまらない。『Oxygen Not Included』では酸素や二酸化炭素などの気体をはじめ、タングステンや、リン、炭素などといった化学物質がコロニーの運営において、重要な役割を担う。住民が生活する区画には酸素の供給が必要となり、食料の腐敗には二酸化炭素が効果的。プロパンや天然ガスは電力生産に利用可能といった具合に、各物質の特性を有効活用することが求められる。

また物質同士での“相互作用”も存在し、例えば、水は一定の温度に達すると蒸気に変化、料理をすると熱で気温が上昇、腐敗した食料を放置すると酸素が汚染されるなど、現実世界での科学・物理法則に則り、物質同士で影響を及ぼしあう。そして用意されているすべてのオブジェクトに熱容量や熱伝導率が設定されているという徹底ぶり。さらに宇宙空間や寒冷地、マグマ地帯などのバイオームも科学・物理法則に影響を及ぼすため、施設の用途や、住民の健康状態に合わせた物質の活用が求められる。ほかにも住民には、睡眠や温度、人間関係などが影響するストレス値といったものが設定されているなど、プレイヤーは膨大なステータスを管理することとなる。コロニーの発展に、問題解決は必要不可欠なのだ。

なお7月30日にリリースされる正式版では、新たな小惑星と、森・さび・塩の3つの新規バイオームが追加される。ほかにも、資源の処理・アップグレードをおこなう新施設や、コロニーの目標など、新たな要素も追加。正式版リリース後もバグ修正、バランス調整に取り組んでいくようだ。また将来的には、正式リリース後もさらに新たなコンテンツを追加していきたいとも明かしている。科学と化学に焦点が当てられた、複雑かつ歯ごたえのあるスペースコロニーシム『Oxygen Not Included』。未プレイの方は、正式版リリースを機にプレイしてみてはいかがだろうか。

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