Co-opサバイバルゲーム『Tribes of Midgard』オープンベータがSteamにて7月27日実施へ。最大10人で協力して終末の日を乗り切る


カナダのモントリオールに拠点を置くデベロッパーNorsfellは7月23日、Co-opサバイバルゲーム『Tribes of Midgard』のオープンベータを、Steamにて7月27日に開始すると発表。あわせて、『Tribes of Midgard』のベータ版でのゲームプレイを確認できるトレイラーも公開した。オープンベータの開催期間は、7月27日(土)午前5時~7月29日(月)午後1時59分までとなる。

『Tribes of Midgard』は、最大10人で協力プレイ可能なCo-opサバイバルゲーム。舞台となるのは、神々と巨人たちが争う北欧神話の世界。ヨトゥンヘイムと呼ばれる世界に棲息する巨人たちは、神々が住まう王国アスガルドを侵略。巨人たちと神々の戦いにより、9つの領域で死と再生が巻き起こる。そして世界は破滅の危機に瀕し、終末の日「ラグナロク」を迎えてしまう。戦争に終止符を打ち、すべての領域と神々を支える世界樹「ユグドラシル」の種を守るため、プレイヤーはミッドガルドの戦士となって、魔物や巨人たちに立ち向かうのだ。

本作におけるプレイヤーの目的は、巨人をはじめとする、村を襲う敵たちを、剣や盾、ハンマーなどの装備を用いて討伐すること。そして村に収容されているユグドラシルの種を毎日守り抜くことである。戦闘はハックアンドスラッシュをベースとしており、マップ探索による発見や、敵を倒すことで入手した素材をもとに、新たな装備を作ることが可能。ユグドラシルに敵の魂を供給し、町の人々の助けを経るなどして、装備を強化していくようだ。
また入手した素材は、村の強化にも使用可能。自身の装備や村の状態、また味方プレイヤーの役割などを鑑みた、慎重なアイテム作成が求められそうだ。

マップに関しては、自動生成を採用しており、神話をベースとしたアイテムや、生物たちが多数用意されているという。また隠された神々といった存在も登場するようだ。今回公開されたトレイラーからは、鎌を持った死神のような様相をした敵や、弓を構えた原住民、また鹿といった野生動物の姿も確認できる。巨人も、火を吹くものや、氷をまとったもの、背中に牙を背負うものまで多彩である。さらに、マップが日没を迎えると、女神ヘルが遣わす魔物たちが村を襲撃するといった具合に、時間帯によって固有の敵が出現することも。戦闘とマップ探索、両面でバラエティに富んだ景色を見ることができそうだ。

『Tribes of Midgard』の特徴は、最大10人で協力プレイ可能な点や、自動生成によるマップだけでなく、グラフィックや音楽にも現れているようだ。グラフィックには手描きのトゥーンレンダリングが用いられており、北欧神話の世界観を鮮やかに彩る。音楽はバイキング時代の楽器のみを使用したオーケストラ音楽を採用。不吉なトーンで、終末の日「ラグナロク」を体現しているようだ。『Tribes of Midgard』の開発を手がけるNorsfellのCEO兼クリエイティブディレクターを務めるJulian Maroda氏は「ラグナロクの概念には美しさがあり、人間の観点からプレイヤーがこの恐ろしい戦いを経験できるゲームを作りたいと思いました。ミッドガルドの部族は、決められた運命に直面している人間の粘り強さを強調しています。」と、本作に懸ける思いを述べている。

前回のクローズドアルファ版から、ゴブリンの追加や巨人の強化、資源採取のためのツールの追加など、各種調整・追加が施される『Tribes of Midgard』オープンベータ版。冒頭にも述べた通り、開催期間は7月27日(土)午前5時~7月29日(月)午後1時59分までとなっているので、気になる方はウィッシュリストに登録、または先にインストールを済まして開催日までに備えよう。なおSteam/コンソール機、ともに正式版のリリースは2020年予定となっている。