“ソウルライク”アクションRPG『Waking』デモ版がSteam向けに配信。プレイヤーの「選択」とテレキネシスで強敵に立ち向かう

パブリッシャーのtinyBuildは7月19日、『Waking』のデモ版をPC(Steam)向けに配信した。『Waking』はインディーゲーム開発者Jason Oda氏が開発を手がける“ソウルライク”なアクションRPG。

パブリッシャーのtinyBuildは7月19日、『Waking』のデモ版をPC(Steam)向けに配信した。『Waking』はインディーゲーム開発者Jason Oda氏が開発を手がける“ソウルライク”なアクションRPG。『デモンズソウル』や『ダークソウル』シリーズからの影響を彷彿とさせる高難易度な戦闘や、潜在意識の中を舞台とした、幻想的な世界観が際立つ作品だ。

『Waking』の物語は、昏睡状態に陥った主人公が、自己の潜在意識の中で目を覚ますところから始まる。プレイヤーは、主人公が昏睡状態に陥った原因を突き止めるため、草原や洞窟、遺跡など、さまざまな環境で構築された潜在意識の中で、旅をすることとなる。旅の途中では、主人公が抱える恐れや、トラウマなどから生み出された異形の存在が行く手を阻む。また亡くなったペットや、愛する人との出会いも訪れるだろう。モンスターとの戦闘、大切な存在との出会いを通じて、自身のトラウマや恐れ、欲望に立ち向かってゆくのだ。

今回配信された『Waking』のデモ版では、チュートリアルエリアを含め、森林や遺跡、草原、鍛冶場といったエリアを進んでいき、計4体のボスと戦う。エリア間はワープポイントを使用することで移動可能。また各マップは自動生成によって生み出されており、プレイヤーごとに異なる探索が楽しめる仕様となっている。戦闘面に関しては、テレキネシスを用いたアクションが特徴として挙げられる。

主人公は、マップに配置された机やドラム缶、タイヤといったオブジェクトを引き寄せることが可能。そして引き寄せたオブジェクトを盾にして攻撃を防ぐ、あるいは射出してダメージを与えるといった具合に、テレキネシスを用いた戦闘が基本となる。引き寄せられるオブジェクトの中には、敵の攻撃をはじき返すオブジェクト「BELIEF」や、通常のオブジェクトよりも多くのダメージを与えることができる「KNOWLEDGE」、近接攻撃を使用可能とする「FEELINGS」など、特殊なオブジェクトも存在する。戦況や敵に応じたオブジェクトの引き寄せと活用が、戦闘のカギを握りそうだ。なお“ソウルライク”を謳う作品であるため、ボス戦を中心に熾烈な戦闘が予想されるが、本作にはVery easy/Easy/Medium/Intended difficulty(レベルアップまでに必要な経験値が増加)の計4つの難易度が用意されており、自身のプレイスキルに合った戦闘を楽しむことができる。

本作では、ストーリーの随所に挟まれる“選択”も重要となる。例えば「あなたが人生においてもっとも求めるものは?」という問いに対し、プレイヤーは美しさや、自由、お金など、計20個の選択肢の中から2つを選ぶこととなる。選んだ選択肢は「memory」という場所に保存され、プレイヤーのアビリティとなり、武器として戦闘で使用することができる。獲得したアビリティによって、敵に与えるダメージ、およびスタン値が異なる。さらに戦闘に加勢させることのできるペットの種類や性別、見た目も選択可能。これらのように、『Waking』では、プレイヤーの“思い出”を武器や仲間にすることで、戦闘を有利に運ぶことができるのだ。

歯ごたえのある“ソウルライク”なアクションをベースに、テレキネシスを用いた戦闘や、幻想的な世界観など、独自要素も盛り込まれている『Waking』。もっともパーソナルなゲームと称された本作で、マップの自動生成や“思い出”の選択により、プレイヤーごとに異なる独自のプレイ体験が期待できそうだ。なお正式版は、海外Xbox One/PC(Steam、Discord)向けに2019年夏リリース予定となっている。興味のある方はこの機会に、デモ版を遊んでみてはいかがだろうか。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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