猛スピードで山を駆け下りる“ローグバイク”ゲーム『Descenders』Nintendo Switch版発表。プレイするたびに異なるコースを自転車で攻める
パブリッシャーのNo More Robotsは7月19日、インディースタジオRageSquidが手がける自転車ゲーム『Descenders』のNintendo Switch版を発表した。2019年第4四半期に発売する。
本作は、自転車競技「ダウンヒル」を再現したスポーツゲーム。2018年2月からSteamと海外Xbox Oneにて早期アクセス販売をおこないながら開発を続け、今年5月に正式リリースを迎えている。これまでに60万人以上のプレイヤー数を記録しているとのこと。Nintendo Switch版については、当初より計画していることが公言されていたが、今回正式発表された形だ。
『Descenders』にてプレイヤーは、高原地帯や森林地帯、渓谷、山岳地帯、スラム街など、さまざまな環境の斜面をマウンテンバイクで駆け下りてゴールを目指す。コースレイアウトは自動生成となっており、天候や時間帯もランダムに決定される。急峻であったり、テクニカルなカーブが連続したり、あるいは華麗なトリックを決めてポイントを稼ぐのに適したオブジェクトが多く配置されていたりと、走ってみるまでその全貌は分からない。また、コースを外れて広大なマップのどこを走っても構わない自由度の高さも特徴だ。
メインのシングルプレイはレースではなく、いかにミスせずゴールまでたどり着けるかが求められ、ミスしてライフをすべて失えばゲームオーバーである。そのため安全走行に徹する手もあるが、一方でトリックを決めるなど攻めたプレイにて獲得できるREPポイントにより、ゲームプレイを有利にするPerkを獲得可能。こうしたプレイするたびに異なる体験が用意されており、開発元は本作をローグライクならぬ“ローグバイク”と表現している。また、ライダーのユニフォームやヘルメットなどの装備、車体のカスタマイズ要素も用意され、オンラインマルチプレイにも対応する。Nintendo Switch版には、Steam/Xbox One版にある要素はすべて収録するとのことだ。
本作の販売元No More Robots代表のMike Rose氏によると、Nintendo Switch版は現時点では25fpsで動作しているという。ただ、まだ最適化作業をおこなっていないため、発売時にはスムーズに動作しているはずだとしている。また、PS4版についても近く発表するとしており、他機種版では不可能だという何らかの要素を加えることが示唆されている。
なお、本作はすでに日本語表示に対応している。早期アクセス販売開始時に弊誌がRose氏に確認したところ、Nintendo Switch/PS4版を日本でリリースすることを計画しているとの回答があったため、国内発売も期待できそうだ。