『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』7月分配信開始。『マイティボンジャック』の高ゲーム偏差値版もこっそり配信

任天堂は7月17日、『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』2019年7月分の追加タイトルを配信開始した。「巻き戻し」機能が新たに実装、『マイティボンジャック』の高ゲーム偏差値版もこっそり配信されている。

任天堂は7月17日、Nintendo Switch Online加入者向けの特典として提供しているファミコンゲーム集『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』の、2019年7月分の追加タイトルを配信開始した。今回は(日本では)初めて2タイトルのみの追加となったが、アップデートにて「巻き戻し」機能が新たに実装されている。

追加タイトルの1本目は、任天堂から1984年に発売された『ドンキーコング3』だ。それまでのシリーズ作では、マリオが恋人を、あるいはドンキーコングJr.がドンキーコングを救出するために、障害物を避けながらステージを登っていくアクションゲームだったが、本作ではアクション・シューティングゲームに変更。フラワーガーデンにて、主人公のスタンリーを操作してスプレーを上に発射し、ドンキーコングを攻撃したり、蜂や虫を撃退する。植えられた花を奪いにくる蜂をすべて退治するか、ドンキーコングを上まで押し上げるとクリアだ。ちなみに、Nintendo Switch向けには本作のアーケード版も販売されている。

2本目は、1985年に任天堂から発売されたアクションゲーム『レッキングクルー』。主人公はおなじみマリオとルイージだが、本作では彼らはビルの解体屋である。モンスターが住み着いたビルがステージとなっており、モンスターを避けハシゴを登ったり降りたりしながら、ハンマーで壁を破壊。すべて壊すとクリアだ。100種類のステージが用意されており、壁をまとめて破壊できるダイナマイトや、モンスターを閉じ込められるドラム缶といったアイテムが配置されている場合もある。また、オリジナルのステージを作成できる「DESIGNモード」も収録されている。

冒頭で述べたように、今回のアップデートでは「巻き戻し」機能も追加された。ゲームプレイ中の好きなタイミングで、ZLボタンとZRボタンを同時に長押しすることで利用できる。この機能を使うと、画面下に数秒前からのゲーム画面がずらりと並び、好きなタイミングに遡ることができる仕組み。ミスしてしまった場合や、別の攻略を試したくなった場合など、何度でも巻き戻してプレイし直すことができる。もちろん、これまでに配信されたすべてのゲームで利用可能だ。

そして、任天堂からの予告なしに“こっそり”配信される恒例の「SPバージョン」のゲームも配信された。今月は『マイティボンジャック』の「高ゲーム偏差値バージョン」である。水晶やシークレットコインをすべて入手した状態でファイナルゾーンからゲーム開始するため、最後の部屋に向かい攻略することで特別なエンディングを見ることができる。なお、本作の通常版は2018年11月に配信済みだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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