「Flappy Royale」ベータ版がモバイル/ブラウザ向けに配信。一大ブームを作った『Flappy Bird』がバトロワになるファンメイド作品

本日6月28日、高難易度鳥バトロワ「Flappy Royale」のベータ版がiOS/Android/PC(itch.ioを介したブラウザ)向けに配信された。2014年に一大ブームを巻き起こした高難易度鳥ゲーム『Flappy Bird』からオマージュ作品である。

本日6月28日、高難易度鳥バトロワ「Flappy Royale」のベータ版がiOS/Android/PC(itch.ioを介したブラウザ)向けに配信された。本作は2013年にiOS/Android向けに配信され、翌2014年に一大ブームを巻き起こした高難易度鳥ゲーム『Flappy Bird』からオマージュされた形の作品となる。公式サイト上から各OS向けのベータテストに参加するか、もしくは「Web Demo」を選択しブラウザ上でプレイすることができる。

本作でプレイヤーは100羽いる鳥のなかの1羽となり、上下から突出した土管の間をすり抜けていく。そして土管、もしくは地面に触れないよう最後の1人を目指すといった、いわゆる“バトルロイヤル”ゲームである。ルールは至ってシンプルだが、難易度は非常に高い。まずプレイヤーが操作する鳥は放っておくと地面に垂直落下していく。そのため、画面をクリック、またはタップで鳥をはばたかせ続けなければならないのだが、前述したように土管の間をすり抜けることも求められるため、鳥を飛空させすぎても土管にぶつかるのだ。そのうえ土管・地面は一度でも触れるとゲームオーバーとなるため、非常に繊細かつ機敏な動きを要求されるゲーム内容となっている。

本作はバトロワをテーマにしているためか、キャラクターの着せ替え要素が用意されていることや、試合開始時に空中に浮かぶバスから飛び降りるなど、“バトロワっぽさ”を前面に押し出している部分が伺える。また他のバトルロイヤル作品に見られるようなロビーこそ用意されていないが、試合開始前に他プレイヤーの名前と鳥の見た目を準備画面で確認することは可能だ。しかし、この準備画面に時間制限が設けられていないことや、ゲームオーバーになっても即座にリトライ可能なことから、果たして他の鳥は“オンラインプレイヤーなのかどうか”、疑問が生じる部分も。そういった部分も含めてあくまで“パロディ”作品ということは留意されたい。

本作の元となったゲームは冒頭にも述べたとおり、2014年にブームを起こした『Flappy Bird』である。同作は鳥をタップすることで障害物である土管を避けていくiOS/Android向けゲーム。土管を1つくぐり抜けるたびに1ポイント加算される方式であったが、10点台にさえ到達できないプレイヤーが多発。シンプルながらも高難易度な鳥ゲームとして海外を中心に話題となった。同作のダウンロード回数は5000万回を突破し、1日6500件ものレビューが投稿されるまでに至ったが、開発者Nguyen氏本人の意向により、『Flappy Bird』は2014年2月に削除されることとなった。しかしその後、人気作であったためかファンメイドによるFlappy作品が次々と誕生してきた。「Flappy Royale」もまた、『Flappy Bird』とバトロワといった“ブームを起こしたもの同士”を組み合わせたファンメイドによる作品の一つというわけである。

本作の開発はハードウェア企業のスタートアップに携わるEm Lazer-Walker氏、コンセプトアーティストのZach Gage氏、そしてエンジニア兼デザイナーのOrta Therox氏の三名が手がけている。今後もユーモアあふれる作品が提供されるのだろうか。しかしこうした“パロディ作品”に関しては「Mario Royale(マリオロイヤル)」のようにクオリティの高さや人気具合に関わらず公開が停止されてしまうケースも存在する(関連記事)。今年度の7月には「Flappy Royale」完全版の配信を予定しているようだが、前述した点も踏まえ今後の動向に注目していきたい。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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