Epic Gamesストアにて『Last Day of June』無料配布開始。亡くなった恋人を救おうと運命に抗う、水墨画タッチのほろ苦い3Dアドベンチャー

Epic Gamesストアにて、PC版『Last Day of June』の無料配布が開始された(通常価格1980円)。配布期間は7月4日まで。日本語にも対応している。同作はイタリアのゲームスタジオOvosonico(過去作は『Murasaki Baby』)が開発した水墨画タッチの3Dアドベンチャーゲーム。ミュージシャンSteve Wilson氏のシングル曲「Drive Home」のミュージックビデオから着想を得てスタートさせたプロジェクトである。

『Last Day of June』は水墨画タッチのビジュアルで描かれる、はかなくも美しい3Dアドベンチャーゲーム。小さな村に住むカップル、恥ずかしがりやのカール(Carl)と明るい恋人ジューン(June)の身に起きた悲劇からはじまる、喪失と受容の物語である。交通事故によりジューンが亡くなり、同乗していたカールは半身不随となる。愛する者の死から立ち直れずにいたカールは、ジューンが画室に残した肖像画の不思議な力により、彼女と過ごした最後の1日を、事故に関わった村人たちの視点を通じて追体験し始める。

遊び相手を探す少年、カールに想いを寄せる女性、村内を飛び回る鳥を執拗に追い回す男性、杖をついたおじいさん。いずれも、なにかしらの喪失感を抱いて生きている者ばかりだ。そして、それぞれの視点から、事故の要因を取り除こうともがくことになる。たとえば少年は近所の犬と遊んでいる最中、サッカーボールを道路に転がしてしまう。そしてボールを取りにいこうと道路に飛び出してきた少年を避ける形で事故が発生する。そこで事故の原因となるボールで遊ぶのではなく、おじいさんと一緒に凧揚げで遊ぶよう誘導するといった具合だ。

ときには操作キャラクターを切り替えながら、互いの行動が事故要因を誘発しないようパズルを解くように村人たちを動かしていく。しかしどれだけ村人たちの行動を変えようと、また新たな事故要因が発生してしまう。なんとか事故を逃れようと最後の1日を繰り返すカールは、運命に抗い、愛する者を救うことができるのだろうか。

3時間ほどの短いプレイ時間の中で、言語情報どころかキャラクターの表情すらほとんど使わず、映像演出や音楽の力で愛と喪失の物語を描き切る『Last Day of June』。なお「Drive Home」のミュージックビデオから着想を得た作品であり、類似したテーマを扱ってはいるものの、ゲームの物語はオリジナルの内容となっているため、ミュージックビデオを見てもネタバレにはならないのでご安心を。

Epic Gamesストアの次回無料配布対象タイトルは、協力クッキングゲーム『Overcooked』の予定だ(7月5日~7月11日)。

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