『Battlefield V』で奇妙な“指鉄砲”がこっそり実装されていた。声を出して撃ち、ゴキッと指を鳴らしリロードする

Electronic Artsは6月25日、『Battlefield V』向けのアップデートを配信した。公式サイトのパッチノートには書かれていない追加要素がゲーム内で発見され話題になっているようだ。それは「指の銃」である。

Electronic Artsは6月25日、『Battlefield V』向けのアップデートを配信した。これは、6月27日から開始するタイド・オブ・ウォーのチャプター4「逆境を超えて」や武器庫のコンテンツの追加、またゲームの快適性の改善やバグ修正などをおこなうもの。射撃時に発生していたフレームレート低下の問題や、武器・ビークル・兵士の挙動に関する調整も施されている。詳しい内容は公式サイトのパッチノートを確認していただきたいが、ここには書かれていない追加要素がゲーム内で発見され話題になっているようだ。

Image Credit: master_cheech

まず発見されたのは、天面に立てられた棒にスコップが横向きに取り付けられた奇妙な装置だ。複数のマップにて、特定の地点に置かれていることが確認されている。ただ、近づいてもインタラクトはできず、何か反応を示すわけでもなく、その用途について困惑するユーザーが見られる。

しかしその後、YouTuberのDANNYonPC氏らが装置の“起動”に成功し、側面のランプが緑に点灯した。同氏いわく、マルチプレイの試合を繰り返してサーバーを20回ほど転々とした後に、またこの装置の側に行ったところ、ランプが点灯したのだという(Reddit)。特定の回数だけ、この装置を発見することが起動条件になっているのかもしれない。そして装置が起動すると、上に取り付けられたスコップがゆっくりと回転したかと思ったらすぐに止まる。次なる発見は、このスコップにヒントがあった。

起動した装置のスコップは、コンパスや風向計のように特定の方角を指し示しているようにも見える。そこでスコップが指す方向へと進んでいくと、防衛設備の設営が可能な地面を発見。ただ、設営できるものは何かの破片のように表示されており奇妙である。なお、その場所は装置からすぐの場合もあれば、マップを横断するほど遠い場合もあるそうだ。そして設営を開始するとスコップで地面を掘り始め、穴の底に“人の手”が置かれた基礎のようなものが出現。近づくと、この手はハンドガンとして表示されている。

この“ハンドガン”を入手すると、プレイヤーキャラクターは装備していた銃の代わりに、自らの手を指鉄砲のようにして前にかざすシュールな絵に。そして射撃操作をするとキャラクターが「パウ!」と叫び、指先からは漫画のように「KA-POW!」と吹き出しが飛び出る。ほかにも「バン!(BANG!)」や「ピュウ!(PEW!)」などのバリエーションもあるようだ。

前出のDANNYonPC氏によると、この指鉄砲は銃としてちゃんと機能しているのだという。ただし、与えられるダメージは10と最弱の部類。装弾数は10発で、リロード時にはコッキングするかのごとく指をゴキゴキッと折っており、やはり痛いのかキャラクターは「うっ」と声を漏らす。この指鉄砲は、実戦で役立つ場面は少なそうだが、コミカルなイースターエッグだとしてファンの笑いを誘うこととなった。

Image Credit: DANNYonPC

『バトルフィールド』シリーズにおいては、これまでにもさまざまなイースターエッグが発見されてきた。『Battlefield V』でも、たとえば今回と同じように防衛設備の設営アクションに絡むものでは、ノルウェーの「Narvik」「Fjell 652」マップの特定の地点にて雪だるまを作ることができると話題になった。今後も大きなアップデートのたびに、イースターエッグの捜索がおこなわれることだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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