ピクセルアートのアクションRPG『Children of Morta』72時間限定のSteam無料デモ配信。英雄一家がダンジョンに潜る

アクションRPG『Children of Morta』72時間限定の無料デモ配信。『Children of Morta』は、Morta山の守護者であるBergons一家が、Mortaの腐敗を止めるためダンジョンに向かうピクセルアートの2DアクションRPG。

Dead Mage/11 bit Studiosは6月20日、『Children of Morta』の72時間限定の無料デモ配信をSteamにて開始した。同作は今夏リリース予定の2DアクションRPG。Steamでは事前購入を受け付け中であり、8月29日まで10%オフの2313円(通常価格2570円)で購入できる。日本語は非対応。なお海外向けには今夏にPS4/Xbox One/Nintendo Switch向けのリリースもアナウンスされている。

『Children of Morta』はピクセルアートで描かれるローカルCo-op対応のアクションRPG。腐敗が広がり闇に包まれつつある大地にて、偉大な神が住むという「Mountain Morta」の守護者「Bergons」一家が、古代から伝わりし悪に立ち向かう。腐敗を止めるため山頂を目指すBergons一家として、生命や繁栄の源だと言い伝えられるMortaに隠された謎、そして腐敗の正体を解き明かしていくのだ。ナレーターの渋い音声と共に紡がれる、家族の愛情と希望の物語。大切な人々を救うための喪失と犠牲、そして思慕と疑念が描かれる。

操作キャラクターであるBergons一家の6人はそれぞれ戦闘スタイルや専門分野が異なり、長所を活かすことで困難を乗り越えていく。たとえばゲームの最初のチャプターを体験できるデモ版では、一家の父であるJohnと、長女Lindaが操作可能。Johnは剣と盾の近距離戦に長け、Lindaは弓矢による長距離戦を得意としている。メイン武器による攻撃や回避移動のほか、クールダウン制のスキルを習得可。さらにダンジョン内で見つけた「Divine Relic」を装備することで神々から授かった強力な技を繰り出せる。

なお本作は複数階層のダンジョンに潜る見下ろし視点のアクションRPGとなっており、腐敗の影響によりダンジョンは毎回構造を変える。ランダムイベントが発生することも。またダンジョンの最下部ではボスが待っている。最初はボス戦で苦戦するかもしれないが、ダンジョンで経験値と金貨を稼ぎ、レベルを上げ装備を強化し、スキルツリーをアンロックし、少しずつ家族を鍛え上げていくのだ。ハブエリアとなるBergons家の住処で準備を整え、姿を変え続けるダンジョンへと向かうわけだが、家族全員が戦えるわけではない。祖母Margaretは錬金術師および預言者として、叔父Benは武器や防具を強化する鍛冶屋として家族をサポートする。

ダンジョンの自動生成機能を取り入れつつも、各家族の素性や過去に触れる物語に力を入れていることも特徴のひとつ。2015年に実施されたKickstarterキャンペーンでは「ナラティブベースのローグライク」として売り込んでいた。英雄一家の冒険が描かれる『Children of Morta』は今夏リリース予定だ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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