鳩になれる『Pigeon Simulator 2019』が話題。食べて、フンをして、街を大混乱に陥れる

『Surgeon Simulator』や『I Am Bread』などの作品で知られるインディースタジオBossa Studiosに所属する開発者Kevin Suckert氏が、『Pigeon Simulator 2019』を開発中だ。文字どおり、鳩シミュレーションゲームである。同氏はフリーランスとしても活動しており、本作はBossa Studiosでの仕事とは別に個人で手がけているようだ。同作の動画はTwitterにて4万以上のRTを獲得するなど、すでに国内で話題となっている作品。

Suckert氏は、「鳩になる」というゲームのアイデアをずっと持っていたそうで、それを具現化したものが『Pigeon Simulator 2019』である。体内に病原菌を多く持つことから、時に「空飛ぶネズミ」などと呼ばれることもある鳩であるが、「こんな愛らしい動物を空のネズミ呼ばわりするなんて我慢ならん!今こそ鳩のリベンジだ!」というのが本作のコンセプトだとか(Reddit)。

公開された映像では、とある市街地がゲームの舞台となっている。高層ビルが建ち並び、通りには多くの車が行き交うが、広い歩道やちょっとした広場があり、いかにも鳩がいそうな環境である。ここでプレイヤーは鳩となり、トコトコ歩いたり自由に飛ぶことができる。ただし、街には木や構造物など多くのオブジェクトがあるため、ぶつかってしまわないよう注意したい。飛行中に勢いよく衝突して落下する様子は、なんともリアルで痛々しくも、どこかカワイイ。

ゲームプレイにおける目標としては、現時点ではまず「食べる」ことが挙げられている。映像ではよく分からないが、この街では何かしら食べ物を見つけることができるのだろう。では、なぜ食べるのかというと「フンをする」ためである。食べればフンが出るというのは、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実。本作ではそのフンを、任意のポイントに狙いを定めて投下できる。

車のフロントガラスや、通りすがりのビジネスマンなどにフンをしてイタズラしたり、さらに歩道上のホットドッグ屋台にフンを命中させれば、どいうわけか屋台が大爆発する。また、鳩はオブジェクトを足で掴むことも可能。映像では、スケボーのデッキを拾ってきて空から人に投げつけたり、あるいは人を掴んで引きずったり、そのまま飛んでいったりする豪快な様子も見られる。このように、「あらゆる物を破壊したり、街を大混乱に陥れる」ことが、本作の最終的な目標なのだ。

*Suckert氏「感動的な物語を紡いだり、この星をより良くしようと皆がゲーム開発スキルを駆使しており、いつも感銘を受けているよ。一方で僕は、屋台にフンをして爆破させる鳩のゲームを作っているんだけどね。」

人間社会にて、動物が破壊の限りを尽くすというゲーム性からは、『Goat Simulator』を連想したゲーマーが多くいるようだ。開発者のKevin Suckert氏自身も、本作に似たタイプのゲームとして『Goat Simulator』を挙げている。そのほかにも、本作のようなユーモア溢れる作品として、Bossa Studiosの『Surgeon Simulator』や『I Am Bread』、ふにゃふにゃ兵士の戦争シム『Totally Accurate Battle Simulator』もオススメだとしている。

『Pigeon Simulator 2019』はまだ開発初期段階のようで、発売時期や対応プラットフォームなどについての詳細は明かされていない。アルファ/ベータテストをおこなうかどうかについても、まだ考えられる段階ではないそうだ。一方で、Kickstarterにて開発資金を募る考えはないとのこと。Suckert氏のTwitterアカウントでは、本作のさまざまな映像が投稿されているので、興味のある方はフォローして開発の進捗を見守ってはいかがだろうか。

ちなみにSuckert氏は、オフィスチェアに座った男たちによるバトルロイヤルゲーム『Last Man Sitting』も開発中。キャラクターのアニメーションや物理演算など、確かなゲーム開発スキルをユーモアに活かすのが同氏のスタイルのようだ。

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