任天堂は6月12日、Nintendo Switch Online加入者向けの特典として提供しているファミコンゲーム集『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』の、2019年6月分の追加タイトルを配信開始した。
今月も3本のファミコンゲームが追加された。まずは、1985年にジャレコから発売された『シティコネクション』。日本やアメリカ、イギリスなど世界6か国の都市を舞台に、主人公の少女クラリスが乗る車を走らせる、横スクロールのカーアクションゲームだ。障害物を避けながら、時にはオイル缶を発射して追っ手のパトカーをスピンさせ、4段のハイウェイをすべて走破して塗りつぶすことを目指す。
2本目は、テクノスジャパンから1989年に発売されたベルトスクロール・アクションゲーム『ダブルドラゴンII The Revenge』だ。双截拳の使い手である主人公のビリーとジミーは、恋人と仲間の仇を討つために謎の武装集団に立ち向かう。多彩な格闘技や、龍尾嵐風脚や天殺龍神拳などの必殺技を使いこなして雑魚敵やボスを倒していくのだ。2人同時プレイにも対応し、協力するだけでなく、お互いを攻撃する対戦プレイを楽しめるのも特徴である。
そして3本目は、任天堂が手がけ、1986年にディスクシステム向けに発売された『バレーボール』。現在のラリーポイント制とは異なり、サーブ権を持ったチームが攻撃を決めるとポイントを獲得する、本作が発売された当時のルールを採用。1セット15点制で、3セット先取したチームが勝利だ。十字キーとボタンの組み合わせで、2枚ブロックやフェイントなどを出すことができる。
恒例の「SPバージョン」のゲームも配信されている。任天堂からの予告なしに“こっそり”配信される特別仕様のタイトルのことで、今月は『ツインビー』の「ドンブリ島おかわりバージョン」である。『ツインビー』は、コナミから1986年に発売された縦スクロール・シューティングゲーム。通常バージョンも2018年11月に配信されている。
本作は全5ステージ構成になっており、クリアすると周回する。「ドンブリ島おかわりバージョン」では、その2周目であるステージ6からプレイ開始する仕様になっており、1周目よりも敵の数や種類が多く登場。歯ごたえある難易度をいきなり楽しむことができるバージョンである。ちなみに、スコアは125万8600の状態から始まり、残機数は12である。「SPバージョン」では、ステージをスキップして開始しても、最初から最大限パワーアップしているなどの配慮が見られる場合が多かったが、本作では初期状態から開始する。激しい攻撃のなか、ベルを撃ってパワーアップアイテムを獲得していこう。