城破壊タワーディフェンスゲーム『CastleStorm II』PC/コンソール向けに発表。ターン制の新ゲームモードを導入

城破壊タワーディフェンスゲーム『CastleStorm II』PC/コンソール向けに発表。2013年に発売された『CastleStorm』の続編であり、4Xジャンルから影響を受けたターン制の新ゲームモードを導入。

インディーデベロッパーのZen Studiosは6月11日、タワーディフェンスゲーム『CastleStorm II』を、PCおよび海外Nintendo Switch/PlayStatin 4/Xbox One向けに発表した。2019年内に発売する。なお、PC版はEpic Gamesストアでの販売となる。時限独占かどうかは明らかにされていない。

『CastleStorm II』は、2013年に発売された『CastleStorm』の続編だ。同作は、日本でもスパイク・チュンソフトから『キャッスルストーム』としてPlayStationプラットフォームで発売されていた。サイドビューのフィールドの両端に自軍と敵軍の城が存在し、城から放つ投擲武器や、兵士を出動させて戦い、相手の城にある旗を持ち帰るか、城を全壊させれば勝利。物理の法則を考えて城に攻撃を加えたり、それに対応するよう自軍の城をカスタマイズしたり。あるいは、兵士ユニットや魔法などの能力をやりくりして攻略を目指す作品だった。

続編となる本作では、中世ヨーロッパのファンタジー世界を舞台にする点や、上述した基本的なゲームプレイを前作から受け継ぎながら、Unreal Engine 4を用いて破壊表現に磨きをかけている。また、兵士ユニットをプレイヤーが自ら操作してアクションゲームのように戦える要素についても継承しているが、前作では特定のヒーローユニットに限定されていたところ、本作ではすべてのユニットを操作できるようになるという。そのほか、マルチプレイモードでは対戦および協力プレイが可能だ。

新たな要素としては、ストラテジーゲームのサブジャンルのひとつである4Xから影響を受けたメタゲームが登場する。アンデッドに侵略された王国をヘクスマップ上にて表現し、プレイヤーはターン制のゲームプレイにて領地を広げ王国を再興、あるいはアンデッドとして支配を目指す。王国側とアンデッド側にストーリーが3つずつ用意されており、各キャンペーンではユニークなヒーローキャラクターが登場。それぞれ所属する勢力の思惑を抱えながら物語を進めていく。

このゲームモードのマップは自動生成となっており、地形や環境、レイアウトは、同じキャンペーンであってもプレイするたびに変化する。また、サイドクエストやシークレット要素も豊富に用意され、プレイヤーの選択によって平和なものから大虐殺まで、さまざまな結果をもたらすという。なお本作は発売後も開発を続け、数年にわたって拡張パックを提供していく計画とのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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