『ポケットモンスター ソード・シールド』Treehouse情報ひとまとめ。「登場する過去ポケモン」が絞られるという気になる情報も

任天堂と株式会社ポケモンは6月12日、『ポケットモンスター ソード・シールド』の新情報を公開した。E3では同作がプレイアブル出展されるといい、みずタイプのジムにてジムリーダーであるルリナと対決できる。また続いて任天堂が本日より実施しているライブストリーミングプログラムTreehouse Liveにて開発に携わるゲームフリークの増田順一氏と大森滋氏が登場し、『ポケットモンスター ソード・シールド』の新情報を明かした。これまでに公開されている情報と一部かぶりもあると思われるが、興味深い情報もあったので、あらためてまとめたい。

このストリーミングでは両氏が、新作の目玉となるワイルドエリアとマックスレイドバトルを紹介した。ワイルドエリアは、もっとも多くの種類のポケモンが生息しているオープンなフィールドだ。広大でさまざまな顔を持つほか、天候で環境が変わる。まちとまちをつなぐ役割を持っており、幾度もくることになるそうだ。天気によって出現ポケモンが変わることはたびたび伝えられていたが、たとえば雨が降っていると水タイプ、雪が降ると氷ポケモンが出現しやすくなるそうだ。ワイルドエリア自体は、毎日天候が変わるなど、新しい驚きがあるとのこと。カメラを動かせたり隠されたアイテムが落ちているなど、冒険心をくすぐることだろう。

こうしたフィールドではポケモンがうろついており、そのポケモンにぶつかると戦闘開始。いわゆる、シンボルエンカウント形式となっている。一方で草むらなどで見かける「!」マークに接触すると、まだ見ぬポケモンに出会う可能性もある、ランダムエンカウントのような体験が残されているそうだ。

ワイルドエリアには色んな種類のポケモンが生息しており、種類によってプレイヤーをみると近づいたり遠ざかったりする。口笛を用いて、駆け引きすることもできる。たとえば空を飛ぶポケモンなどは捕まえづらいが、口笛を吹くことでおびき寄せることができるわけだ。警戒心の強いポケモンに対しては、しゃがみながらこっそりエンカウントするといったテクニックもあり。ワイルドエリアには色んなポケモンがいるので、奥に行けば強力なポケモンもいる。そうしたポケモンに会った時は逃げるのもひとつの手だ。

本作では独自の自転車が登場し、Bでさらに加速できるほか、水上もすいすいと移動できる。そのほか画面左側にはワイワイ通信と呼ばれるアイコンあり。交換したいと意思表示する際に用いるアイコンだという。このアイコンで通信交換やマックスレイドバトルも呼びかけられるようだ。フィールドで見かける赤い光の柱は、ポケモンの巣。ダイマックスポケモンがいる場所を指し示す。つまりそこへいけばマックスレイドバトルが始まるわけだ。

マックスレイドバトルでは、プレイヤーが一匹のポケモンを選び戦闘を開始。交換はできないので大切に戦おう。他プレイヤーとの役割分担と連携が鍵を握る。攻撃や補助役といったロール、さらには相手ポケモンの性質を加味したタイプなども重要。ダイマックスポケモンは、状況にあわせて二回攻撃をすることもあるので、注意が必要だ。ダイマックスは戦闘に一回きりで、ダイマックス化するチャンスは順番にまわってくるという。ダイマックス攻撃は、ほのお攻撃をした後は日照りになるなど付加効果あり。

HPが減ってくると敵にバリアが張られるという仕掛けも。その際は指定されたゲージを減らし、バリアを破壊しよう。このゲージ減らしにおいては、威力の弱い攻撃でも有効なので、さまざまなポケモンが貢献可能だという。なお頭上にある渦は、ダイマックス化したポケモンのエネルギーを表しているとのこと。ポケモンを倒せばゲットチャンス到来。ゲットすればポケモンを手持ちにできるほか、いいアイテムが手に入るチャンスもあるそうだ。

また増田氏からはファン向けにひとつの告知がおこなわれた。先日株式会社ポケモンは、オンライン上に自身のポケモンたちを集積する「ポケモンバンク」にかわる「ポケモンホーム」を発表していた。ポケモンホームは、ポケットモンスターシリーズとポケモンGOのポケモンたちを集めることができる新しいサービスとして告知されており、『ポケットモンスター ソード・シールド』とも連動するサービス。しかし今作とポケモンホームの仕様は、ポケモンバンクのサービスとは少し異なるという。たとえば、『ポケットモンスター サン・ムーン』ではアローラ図鑑に含まれていないポケモンも、全種類ポケモンバンクからつれてくることが可能だった。

しかしソード・シールドで、ポケモンホームから連れてこられるのはガラル図鑑に登場するポケモンに絞られるとのこと。また本作においては、舞台にあわせこだわってポケモンを登場させるとも。この決断を下した理由としては、ポケモンは800種類以上いること、それらをNintendo Switchという豊かな表現が可能なハードに合わせつつビジュアル・バトルバランス面でも大切に作り込まないといけないこと、開発期間が限られていることなどをあげている。

神妙な顔つきで、言葉を選びながら説明する増田氏。膨大な量のポケモンを作り込む上では、避けられない決断だったようだ。

要約すると、筆者の解釈が誤りでなければ、過去作のポケモンすべてが『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場するとは限らない、ということだろう。ガラル地方のガラル図鑑が存在し、その図鑑に登録されている過去作のポケモンは登場する。しかしガラル地方には登場しないポケモンもおり、ポケモンホームを使って図鑑外のポケモンは“現時点”では連れてくることができない。そうした意図が汲み取れる。この決断は社内では議論が重ねられていたそうで、増田氏の神妙な顔つきをみても、その問題の難しさが見て取れる。大森氏は、今作は新ポケモンがかなり多く、それだけでも満足できるだろうと補足している。この問題については、今後のインタビューなどでも増田氏によって説明されるそうなので、氏自身の説明を待つのがよさそうだ。

『ポケットモンスター ソード・シールド』は2019年11月15日に、Nintendo Switch向けに発売予定。価格は税別5980円。7月12日より予約受付が開始される。

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