『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の開発が正式発表。あの傑作にはまだ続きがある
任天堂は6月12日、「Nintendo Direct E3 2019」にて『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編を開発していることを正式に発表した。
映像では、リンクとゼルダ姫のふたりが何かを調査している。“何か”が解き放たれてしまったような演出がちらり。その後、ハイラル城らしき場所が動いている。特徴的だったグラフィックはさらに洗練され、ダークさを増している。厄災はまだ終わりきっていなかったのだろうか。前作に引き続き、ストーリーテリングに力を入れられた作品になりそうだ。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は2017年3月にWii U/Nintendo Switch向けに発売されたシリーズ最新作。シリーズのエッセンスを継承しつつも、オープンエアーと呼ばれる広大なフィールドを導入するシステムへと転換。自然あふれるハイラルの世界を、自由に攻略することができる大作として、高い評価を獲得。数々のゲーム・オブ・ザ・イヤーのアワードを総なめするなど、2017年を代表する傑作と君臨し、現在もなお遊ばれ続ける作品となった。
続編については根強く望む声があるほか、同作に携わったモノリスソフトが『ゼルダの伝説』シリーズに制作スタッフを募集するなど、求人などで次回作をにおわせる動きを目立っていた。続編の開発に期待が高まる中、E3というタイミングで正式に開発されていることが発表された形。映像を見るに、前作のテイストは大きく残されていることは間違いなさそうだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』があまりに評価が高いがゆえに、次回作を作るプレッシャーも相当なものがあると推察されるが、スタッフはきっと新しい答えを見つけてくれるだろう。
【UPDATE 2019/6/12 10:20】
シリーズを統括する青沼英二氏は、Game Informerなど複数の海外メディアに対して本作についての疑問に答えている。同作は(本編のスピンオフの作品という意味で)『ムジュラの仮面』ではないとコメント。新たなゲームプレイとストーリーをもたらす、直接的な続編であると強調している(ムジュラの仮面のように1年以内で作りあげ、髪を白色にしたくないとジョークまじりにコメント)。またディレクターは、前作に引き続き藤林秀麿氏が担当することも明かされている。